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記事をまたぎながら、シーバスが釣りたいのに

いつも参加してる岡林釣具様のシーバスダービーに今年もエントリーしたのでとりあえずシーバスが釣りたい。

で、出撃したワケですが、釣れたのはヌーチーのみ。

11月7日 前日からの雨で放水があるかもと期待して出たものの、第1放水口出ず、第2放水口出ず、第3出ず、すぐ上の第4出てる出てる。流れは弱く、濁りはほとんどない。静かに近づいて、この前拾った小さなバイブで探ってみる。手前では反応なく、やや沖に投げてフォールからブルブル、フォールでコン!から鋭い引き、だが軽い。小チヌ。

ま、幸先よし。しかし続かず、移動。

川を変えて第5放水口、出ず。その川のやや下流に入る。テトラ際ヤマトJr.を引いてくると、後方でモアンからのヒット。コレも小チヌ。あと続かず移動。

第1放水口に戻っても放水はないがやってみる。いつも出るコースヤマトJr.を引いてくるといかなり強い引き!ドラグも少し出る。暫く寄せてくるとフッ。何なに?わけわからんと回収すると、フックが2本折れてる。錆びたのをそのまま使ってたらこんな羽目に。

気を取り直し、ルアーを先日のチヌ大会の賞品でもらったペンシルに替えて、フロート横に投げると、丁度フロートを超えた辺りでドバ!から乗って、さっきのより全然軽くコントロールしてキャッチ。

上げてみると先2枚よりナイスサイズ。って事はバラしたのはどんだけデカイのか?!と後悔。
で、この日は終了。

11月9日 朝から出撃。夜には雨が降っていたものの、起きたら止んでて、水出てるかなぁくらいの期待。

で、第1放水口 なし

第2放水口 ややや出てるよ!ラッキしかも人は居ない。期待満々で入る。放水口の奥にバイブを入れると軽〜くコン!しかし乗らず、ジグヘッドに変えるとまたコン、しかし乗らず。蟹を捕まえて投げ入れるも反応なし。川に向かってヤマトJr.を投げ引いてくると、ドバ!シーバスっぽい。しかし乗らず。別のコース、ドバン!全身現したものの乗らず。コレはシーバス。その後反応が途切れ、移動。

別の川、合流点では何もなく釣り下る。水中堤防とテトラでチヌっぽい反応があったものの乗らず。

 

結局、反応はかなりあったが、魚が触ったのが2回のみという悔しい朝。

 

暫く空いた、11月25日朝一、潮もイイ感じなので、水中堤防の川へ。思っていたより引いていて、焦って入る。するといきなり、前触れなく引き込まれて、小さいけどキャッチ。ルアーはいつものヤマトJr.

しばらく行って、戻り気味に来た一番いい場所で、また、前触れなしバイト。引きはちっちゃい感じ。しかし寄せてくると、なんかデカい。色も、キビレというより飴色。待望のシーバスか?と期待したが、飛ばない。なお寄せると、ナイスサイズのクロダイ。ここでは珍しい。そこから焦ってしまい、しかもデカいので抜くわけにもいかず、バタバタしながらテトラを渡り前に出て何とかキャッチ。やや痩せてはいるものの、ナイスクロダイ。

写真を撮るために地面の濡れたところに移動し、さぁ撮ろうの段階で、足が滑り、ドタン。ま、たいしたことなく、撮影し、大きいのでサイズを測ると50越え。やったやった。

で、イイ感じに魚が出ているので再キャスト。

いきなりパン!で、ロッドの根元付近が折れた!!なになに?!

さっきのドタンで傷が入ったのか?一番力がかかる箇所。気に入ってる竿だけに・・・

で、この朝は終了。帰宅後、さっそく修理。

26日、修理した竿の調子を確かめたくてまずは恐る恐る投げてみる。すると、キャストする分には問題なく、やや重めヤマトJr.のフルキャストでもOK。しかしこの日魚は乗らず、掛けてからのテストは持ち越し。

 

27日、どうしても魚をかけてのテストをしたくて、一番釣れそうな水中堤防の川に入る。すると数投目にバシャ!から引きが来て、合わせると、いきなりボキ!やっぱ耐えられなかったか。でもでも魚はまだ付いてる。ラインを切らないよう気を付けながら何とかキャッチ。良いサイズのキビレ。

 

折れた竿を見ると、継いだ所のティップ側が裂けるように折れてる。継いだ継棒のほうが強すぎたみたい。一応、ティップ側も補強しておいたのに・・・

ま、仕方がない。この竿は後々ゆっくり修理しよう。

で、車に戻り、時計を見ると丁度中古屋さんの空く時間。で、行ってみて、何かいいのがあればと物色する。すると、3850円で、8フィートのシーバスロッドが出てる。メーカーはシマノ。ホントか?で、振ってみると、ちょっと柔いけど、この際細かいことは言ってられないので、購入。9フィートもあったけど、9フィートは他のモデルもあるので、8フィート。9フィートになるとやや持ち重りがあり、自分のやり方には8フィートがイイ。

そうなると、このロッドを試したくて仕方がない。早速持って行って、試し投げ。まぁまぁイイ感じで投げられる。そうなると、これで魚を掛けてみたい。で、今の潮位でイケそうな川に入り、テトラ沿いにひいてくると、バン!で乗って、魚の引き。で、なんかく抜けて、小さいけどキビレ。このロッドでのファーストフィッシュ。思っていたより腰がある感じ。

続けていくと、もう1枚来て、テスト終了。

しばらくこの竿を使ってみる。

 

しかし、シーバス釣れねーよー

 

 

 

いつぶりだろう?

11月19日 雨が降りそうで降っていない中、中筋川に向かう。いつぶりだろうか?前回、高速は伸びていたが、大方のバイパスはまだだった。初めてバイパスを通る。その少し前頃より時折雨が強く振り、風も急に吹き出した。虹も出た。

大丈夫かな?って感じ。
08:00を少し過ぎて川に到着。濃い霧が立ち込めている。

 

平日だし、貸し切り!と思っていたのに、すでに車が2台停まってる。やや、なんか見たことある車だぞ!と思って近づくと、カメラを持った一団と、長髪の人がいる。「何の取材ですか?」と聞くと「◎ビジョンです」とのこと。主人公はスロープから上流に向けてオカッパリしてる。邪魔するのも悪いので、下流に向けることにする。スロープは広く整備された感じだが、まだ土のままで自分の車では下まで降りるのは怖い。途中で停めて、ボートを降ろす。潮は高く、流れは弱い。バジンで手前のバンクを打つがなにも無く、対岸の流れ込みに行き、オーバーリアルを入れるが、ここも反応なし。そのままテトラをノーネイムフラットでやや深めを狙う。テトラの終わりあたり、回収気味の所にガン!一瞬乗ったものの、バレ。しかし、クランクで行けるの?って感じ。対岸のテトラに移るが反応なし。その下流対岸の流れ込みの岸際、オーバーリアルがいい所に入るとバシャで乗って、バレ。はぁ・・・
そのまま岩盤に入るも、反応なし。岩盤終わりで対岸に入り、そのまま何もないままクランキンストレッチも何もなく、対岸のボサからワンズバグを結ぶと、いきなりジョボ!で乗って、鋭い引き。キビレキャッチ。

ままま、ボーズよりはまし。そのままテトラを打って行くと、回収気味のポッパーに後ろからすごい勢いでチェイス。しかし、追いつけず。再キャストするも反応ないかぁとまた、回収に猛ダッシュ。2回ともルアーには触らず。サイズはイイ感じ、色がバスっぽくない。もしかしてアカメ?などと思いながら、それ以上は触らずに通過。その後もず~~~~ッと反応のないまま、フジの前のテトラで、ノーネイムフラットにガン!小っちゃいけどキャッチ。嬉しい。

そのまま下流2つ目の流れ込みまでやってターン。帰りも反応のないまま、ルアーをハイピッチャーにすると、竹の先でアタリっぽいのがあるものの、乗らず。その後も反応ないまま、先ほど出たテトラ。ルアーをヤマトJrにしてテトラと平行にると、ヤマトと船の間に亀が浮いてきてそれを見ているときにバシャ!出た!しかしタイミング合わず、一瞬乗ってバレ。はぁやっちまった!!
気を取り直して、また打って行くと、テトラの張り出しの所で、ドッバン!から合わせると、上手く乗って、強い引き。さっきのかも、しかも出た音がバスっぽくない、本気でアカメ?とか思ってちょいビビる。しかしジャンプで魚を見るとバス。でもナイスサイズ。慎重にネットイン。デカい。50あるかも。測ると、48。

ま、イイか。でもでも、今年一。やったやった。苦労した甲斐があった。
そのまま岩盤まで行き、ノーネイムフラットにまたヒットからのバレ。岩盤終わりのシャローでバジンにドン!またいいサイズ。キャッチして測ると、42。思ったより短いけどイイのイイの。これも嬉しい。


ここからまた反応なしが続き、スロープ上のテトラも何も無し。ボトルネックは工事中で、ここで引き返して帰りも何もなく、終了。

バス3本にチヌ1つと、数は不満ながら、サイズのイイのが入ったからいいか。

餌にするぞ!

11月5日 沖から帰って来て初ボート 十市

朝は寒いのでゆっくり出てと思っていたら、ボートを積む時に腰をグキ❗️ここ数日違和感はあったものの、ついにやってしまった❗️
しかし、諦めるワケにもいかず、とにかく出発。

池についてみると、いい感じながら、舟を降す自信は無く、とりあえず、オカッパリで試してみる。
しかし反応無し。諦めるワケにもいかず、気を付けながら出艇。他にボートが1つ出てる。
昨日までのオカッパリの感じから、バスはシャローに居るのは分かっていたので、ブレイクから沖に居るのかを確かめながら、両方ともやっていく。

しかし、沖で魚の反応なく、ホテイのキワで反応あり。ドライブシャッドでやる。


杭などにはダウンショットやジグヘッドで反応を見る。

 

ドライブシャッドが全部壊れてなくなったので、オーバーリアルで同じようにやっていくと、コレが当たり❣️

 

結局全部でバスが25本、ギル2枚でした。
サイズは………30超えるのがやっと。

小っちゃいのは写真も撮らず。沖なら餌にするぞ!ってサイズばかり。はぁ
デカいのはどこ行った?感はあるものの、楽しめました。

すげぇ!

2ヶ月間の遠洋航海から帰ってまいりました。いつもならハワイから一度ここにアクセスするのですが、今回は無寄港でした。なのでサイトは超久しぶりに見ました。

さて、沖ではいつものようにイカ釣りをしたのですが、あまりいい釣果には恵まれませんでした。

IMG_7512

 

そしてそして、帰りに、伊豆諸島の南海上に

ポツンと聳える嫂婦岩(ソウフガン)を見て、

 

そこから北上し、ジョン万次郎が流れ着いた鳥島海域で1日半、ジギングしてきました。結果は壮絶、スゲェものでした。

10月28日 朝、嫂婦岩を回って、その時はトローリングで鰹と鰆が釣れてたけどやらなくて、昼に鳥島。昼食後ちょうど54mの瀬で船を流して、ここではアピール重視でデカ目のクランキー320gと強気に始めるが、釣れないままロスト。はぁ。

で、ガーキー300gにすると着底、ロングジャーク、フォールでゴン!アカボ(アカハタ)の良いサイズ。

 

でも続かず&ロスト。タイラバに変えて、アンモナイト150g+スカートがないので、ジギングのアシストフックにドライブクローと夜光チューブを付けてやってみる。スピニングで少し投げて、1投目に根掛かり。外そうとしたらベイルアームが割れてリール終わり。早くもエース級3ロスト。はぁ。タイラバの100gに同様仕掛けで沈めると、頻繁にアタリがあり、アカボが釣れてくる。

グッと良いアタリで釣れたのはツチホゼリ。高級魚らしい。

その後いくつか釣れて、1度潮登りしたところ120mくらいのかけ下がりで皆に良いアタリが続きだし、着底後1シャクリか2シャクリで70位のカンパチが来た。

 

続けると、同じように着底後の1~2シャクリでググググ~~~~~~っと持って行かれ、合わせると乗って、さっきより強い引き。何度も出されるうちにラインの底が見えてきた。ヤバ!しかしどんどん走る。止めに掛かっても止まらない。本気でラインが無くなりそうになったので本気でスプールを押さえると、リールのすぐ先で高切れ。はぁやっちまった。でかかったのに。

 

で、タックルをPE4号のベイトに変え、ジグは200円の300g。同じように落とし、シャクルと、またグググググ~~~~で、乗って、今度はタックルも強いので、強気で巻きに掛かるとフッ!何で?リーダーの結び目か?と回収するとリーダーは残っている。リングの結び目で切れている。こんなのあり?で、ジグを300gの平べったいやつに変え、またしゃくっていると、またヒット。強めの引きながらタックルが強いのでそのまま巻いてきたら、チカメキントキの良い型。こんなにデカイの初めて見た。

ここで包丁が空いたので、カンパチを捌き、チカメキントキと一緒に袋に入れ札を付ける。お土産ができた。
夕食後、暗くなったところで昼のアカボの瀬に船は流れていき、レクター180gにアタリが来て、アカボやキントキが来だし、そのまま深いところまで流れていき、150mくらいのところでフエフキダイが来て、200mくらいのところでホウキハタの5キロくらいのが来て終了。

 

前半はトラブルでイライラもしたが、後半、最後に良いのが続いてまずまずか。

そんな1日。途中300gのジグを眺めの竿でしゃくったこともあり、腕がパンパンで肘と背中が痛い。船内では,カンパチの130cm、103cm、ホウキハタの9キロ等、結構良いのが釣れた。

10月29日 朝起きると船が止まっていたので、速攻出ると、すでにいつものメンバーがやってて、ポツポツと釣ってる。自分には来ず、朝飯の準備に降りて、朝食後上に出たらデッキにデカカンパチとデカシマアジが転がっている。しまった、やられたと思ったモノの、船はすぐに潮登り。で、待ちに待って、やる。レクターには来ず、ダイワじゃないオーシャンマークのスピードジグに変えると軽いアタリでアカチビキのチビ。

このジグ、以前にキハダを釣ってから気に入って、見つけたら買うようにしている。安いし。で、続いて小カンパチ。キツネダイ、モンガラ系、浅くなってきたのでタイラバ100gにするもイマイチアタリが出ずレクターにすると、アカボ、モンガラ系大、アカボ大、ユカタハタ、ヨスジフエダイ続いた。

ココで小さいのに飽きて、サメでも釣ってやろうと、300gのジグにムロアジ1匹掛けて落とすと、着底後すぐにアタリがあり、合わせると乗らず、また落とすとアタリで、少し送って合わせると乗って、強い引き。タックルはシイラ用の太いロッドにPE4号と強いし、どうせサメだろうと、強引にやりとりするが、なかなか止まらず持久戦に。何度も引き出され、ロッドがこれ以上ヤバイってところまで曲がったりもしたが、よく粘ってくれて、途中で、こんなことならやれなければ良かったと後悔もしながら、それでも浮かせてきたら、なんとデカカンパチ。取り込んでもらって測ると、115cmの16kg。

 

やったメーター楽勝メーターオーバー。マイレコード。ワタとエラを抜いて冷凍。

 

ここで、午前タイムアップ。昼食時に潮登りしていて、午後一、スピードジグを落としたらイイアタリがあり、合わせると乗って、グ~~~っと引き込まれたのを耐えたらフッ。アタリジグを持って行かれてしもた。そしてサウリーというロングジグの210gに変えて、着底後の1シャクリ目にグン!で、まずまずサイズのカンパチ。

今日はこれが当たって、その後カンパチが続き、楽しい楽しい。落として、第1シャクリ後何度かゆっくり目に上げているとグッと来たり、その後のフォールで来る。

で、同じように当たったら強い引き。何度も出されていなし浮かせると、色が違う。シマアジ!!しかもデカイ。キャッチして測ると、99センチ、8キロ。

 

ホントはメーターと言いたいところだけど、すでに釣られているシマアジが97,98と刻んでいたので、正確に99。でコレも捌いて冷凍。シマアジの喉には固い石のようなモノが付いてるのでエラを抜きにくい。シマアジは初めて釣った。口がビロビロで気持ち悪いが美味しいらしいので楽しみ。この大きさだと“オオカミ”クラス。

その後もう一度同じようなアタリで同じような引きからシマアジ97cm。

 

からのカンパチ6キロで終了。

まさに夢のような釣果。あまりのコーフンで写真も撮り忘れたのがいくつかある。土佐湾では考えられない。1日やって、カンパチ1つでも大喜びなのに。そんな1日。で、16:00鳥島を後にして高知に向けて航行。最後にご褒美が待っていた。
今回のほとんどをスピニングで釣った。投げやすいし、巻きに気を遣わなくてイイので良い。気が楽だ。スピニングの信頼の置けるやつを買っておくのもイイかも。今あるシーゲイトはベールが弱すぎ。ツインパワーは時折巻きが重くなる。なので、良いのが1つあればいいかな。ロッドはライトブルーの無名のやつがイイ働きをしてくれる。かなり曲げても大丈夫だし、これを使うとイイ魚(イカも)が来る。今回も大活躍。

トリウムとメジャークラフトの竿はまずまずイイ。これでも結構魚を釣ったし、トラブルは出なかった。大事に使っていこう。
こういう場所でデカイ魚を相手にすると、ロッドの粘りが大切だと思わされる。ピンピンの竿は怖くて曲げられないし、急にすごい力で走るので怖い。その点、旧作ロッドはイイ粘りを見せてくれる。少し重いが、それを上回る良さがあると思う。
今日良かったのは、昨日のうちにスピニングのラインを巻き替えたこと。そして、昨日今日と、色々な状況にアジャストできた。特に、流れと水深の違いによりジグの重さとシェイプを上手く選択できたと思う。そして、カンパチやシマアジにはスロー系よりも、ロングジグの方がイイ感じがする。

取らぬ狸の皮算用

YouTubeにアカメの呑ませ釣りの動画が結構あがっていて、その近くの筏が同僚の知り合いで、鈎に掛かったチヌをアカメが奪い取って、お客さん怒ってるから、釣ってもらう分には全然OKです。とのことなので、渡りに舟、アカメに筏と乗せてもらうことにした。

8月28日朝からチヌ筏に乗せてもらう。隣の筏にはすでに3人のチヌ師がやってる。
今日はまだアカメは出てないそうだ。

まずは、餌の確保から。筏主によると、サバが1番らしい。なので、サビキとチョイ投げを用意してきた。この段階で、餌の確保に関しては全く心配無しで、すぐ釣れるだろって思ってた。

しかし、釣れない釣れない釣れない。アタリさえない。ヤバイね、と思っていたら、隣のチヌ師が釣れたてのヘダイを譲ってくれる。

お礼を言って、背掛けにして、ラインを出していく。シイラロッドにABU6500にPE5号、リーダーは80ポンドとガチガチタックル。ロッド&リール&ラインはアカメを始めた頃に揃えた物。ロッドなんかやっと日の目を見た感じ。期待と共にヘダイは静かに沈んで行く。いつラインを持っていかれいいように、ずっと手持ちでやる。
結局、底に着いたようで、少し巻いてみると、ティップがピクピク動く。しかし、それ以上は何も起こらない。
暫く緊張しながらやっていたが、何もないままで、ロッドエンドを椅子の下に挟み、リールをクリック付きのフリーにして、次の餌釣りに勤しむ。しかし、どちらにも何もないまま。
ココで筏主様がやって来て、養殖しているワカナを1つ掬って「コレでやってみて」と、天使の申し出。有り難くいただいて、同僚の仕掛けにつける。同僚はワカナを水面直下で動かしている。すると「浮いてきた」とコーフン気味。しかし、それ以上何も起こらず、その後は釣れない、反応無いが続く。

筏主様はまたやって来て「ココがダメなら奥の筏に行きましょう!」ということで。連れて行ってくれる。チヌ師に挨拶をして移動。

第2筏。ココは屋根も何もない。炎天下死にそうだが筏主様は「この下に居る。この筏に乗りたがってる人はたくさん居る」と嬉しい事を言ってくれる。早速餌を入れてみるが、何もないがまたまた続く。
ココはさっきよりも岸に近く、岩の岬がこちらに伸びてる。ココならチヌが釣れそうと、まずは餌でやるが、根掛かりロスト。で、ポッパーに替えてみるも反応無し。時折りクロダイの良いサイズが見えるが、投げても反応しない。
結局、かなり粘ってみたモノの、諦めて、餌を釣ろうと用意した砂虫を捨てるのももったいないので、キスを釣りに向かう。湾口に近い部分に移動し、船を流して底を引きずる。

すると、すぐにアタリがあり、やや強い引きが来て、上がって来たのはギマ。非常に久しぶりに釣った。

次もギマ

その後コダイがつづき

ポツポツと色々な魚が釣れるが、キスはこないまま終了。

もっとイージーだと思っていた。
なかなか難しい。

マイケルと釣り

8月末に資格試験を受験。暫くの間釣りは自粛してました。

それも終わった8月25日、ルアーマガジン編集長のマイケルが来高。取材のためだが、飛行機が早い便なので少し釣りをしないかと持ちかけられ、当然OK。1630ホテルのロビーで待ち合わせ。サウスブリーズホテルの前の路上でゆっくりとロビーを覗くとまだ居ない。ちょっと先に停めて、ロビーに入ろうとすると、フロントが飛んできて「ご宿泊の方ですか?」とあからさまに、泊まらないヤツはあっち行け的勢いで言うので、「ココに泊まってる人とロビーで待ち合わせなんですけど!」とかなり強めに言ったらちょうどマイケルが降りてきて一件落着。もう少し時間があったらどうなっていたか・・・何であんな態度を取るんだろ?

ままま、気を取り直して、マイケルと久しぶりのご対面を果たす。マイケルとは彼がまだバサーの編集部にいた頃からのお付き合いで、並木さんの2回目の取材が初めてだった。そのときはちょうどお雛祭りで、娘の節句を一緒に祝ってもらったりもして、それ以来何となく仲良くさせてもらっている。
時間の限られている中、挨拶もそこそこに釣り場に向かう。今日はとりあえず裏戸湾でチヌ釣りを楽しんでもらう予定。マイケルとは付き合いは長いし釣り場には何度もご一緒したが、一緒に釣りをするのは初めてかもしれない。潮が込んできても足場が大丈夫なように、高い場所を選び、車を停める。タックルを準備しながら水色を覗くと、笹濁り程度。これはイケるかもと期待がふくらむ。マイケルには「ちょい濁りでイイ感じかも。カラーはチャートがイイかもと」とチャートのクロ―ワームに5gのタンクヘッドでやってもらう。堤防の上から、杭の列がちょうどブレイクラインで、手前は浅くなっているが、この水位だと浅い部分でも大丈夫です」とアドバイスする。一応今日は自分がガイド役だ。
マイケルはさっさと降りていき、いきなり投げてる。ま、世話が掛からない点、ガイドとしては非常に楽だ。自分も隣でジグヘッドを結んで、ワームをつけようとしている端から「来た来た来た~~~!!」と竿を曲げている。割と強引に巻いてるけど、ラインは1.2号だし大丈夫。で、見事第1投で1枚目ゲット!いやスゲェ!マイケルも初めて釣ったと喜んでる。ガイドとして、早速釣ってくれて、肩の荷が下りたし、単純に嬉しい。良かった良かった。



 

これでガイドの90%は果たしたので、自分の釣りに入る。マイケルの釣ったところは排水口のブレイク。アソコは結構底が荒いんだょなぁと思っていたら根掛かり。「遠慮無く切ってください」と言うと、何度か外そうとしたモノのついにあきらめてブレイク。ままま、よくあること。仕方がない。で、リーダーを組み直し(現場なのでテキトー結び)して、新たなヘッドとワームをつけて渡す。で、自分も釣り始める。自分にはアタリがないまま、隣ではまた竿を曲げてる。しかも強引に巻いてる。さっきのよりはデカイかも。と思っていたら、フッと軽くなった。ヤバ、結びで切れたか?!と思っていたら、リーダーで切れてた。ホッ。たぶん飲まれて、ヘッドシェイクで切られたか。ワームとヘッドを渡して再開。自分は釣れないまま上流へ上流へと動く。たまにアタリはあるモノの、持って行かない。だいぶ動いて釣れないので、カニを付けてみるが、それでも思ったように当たらない。戻りながら行き、ワームをマイケルと同じのに変えてやっていると、根掛かり。今日はこんな巡り合わせかと思って、それでも外すために10mほど移動しテンションをかけ直すと、スルッと外れたのと同時に引きが来て、キャッチ。ちっちゃいけど嬉しい。

 

すぐ横にいたマイケルがまた掛けてる。で、キャッチ。1匹目よりデカイ。しかも完全に飲んでる。ってことは活性が高いって事?ワームとアクションが合ってるのかな?今日は完全にマイケルデーとなってしまった。

その後はアタリも遠のき、マイケルも夕方インタビューの仕事があるのでホテルに戻る。
その前に、晩酌用に大レックスで刺身とビールを購入。大レックスは魚がイイと評判なので案内した。ちょうど鰹の刺身とタタキがあって良かった。シンコの刺身もあったけど、ちょい古そうだったのでスルー。
そこからホテルへ、ちょうど良い時間になった。入り口に付けると、またフロントが飛んできて、なにやら言おうとしてるけど、マイケルが降りて終了。何だあのホテルは?!

マイケルはとても喜んでくれたし、楽しんでくれたようで、こちらとしても良かった良かった。

ライト海釣りからのライト熱中症

8月15日 朝からまた、舟を出してもらって行ってきました。

事前打ち合わせでは昼までにって事でした。

0730今回は須崎の吉野マリーナ様からの出港。ここは広くて、クラブハウスも綺麗で、スタッフもキビキビとした対応で、優しいとなかなかイイ感じ。

港を出てすぐの所に孤立障害標識があり、船長はそこから始めると言う。

着いてみると数隻浮いてる。邪魔にならない位置でエンジンストップ。水深は40mほど。

タイラバのアンモナイト60gから始める。しかし暫くやっても反応なく西へ移動。水深は60mほど。同じアンモナイトでやる。第1沈、着底から巻き上げていると、コンコンからグググ〜っと持って行きファーストヒット。上げてみればエソ、はぁ

 

暫くやっていると潮目に入り、あちこちでボイルが起こってる。試しに小ジグを投げると子サバがヒット。コレは活かしておいて、船長が呑ませの餌に使うって事でキープ。

ふとみるとシイラが数匹スーーーっと泳いでいるのを発見。ジグを入れてみるも無反応。

その後はナブラを追いかけてあちこち。子サバはいくつか釣れたものの、底物はあまり良くない。エソを追加したものの、なかなか目指すタイやハタの類が来ない。

徐々に浅い所に戻り、40mほどの所を流す。

そろそろ終わりかなと思った昼前に、ガンゾウビラメが来た。コレは初めて釣った。

ココで、帰るか続けるか船内会議、ってか、続ける、釣るまで帰らないとあっさり結論。

タイが釣れたら帰ろうという事で気合を入れるものの、この後ピタッと当たりは止まり、釣れない時間が続く。しかも暑いし。頭が少しガンガンしてきた。しかも短パンの足が暑いってか痛い

地獄の時間が3時間ほど続いた中、同船者にばかりアタリがある。みると赤系のタイラバ。自分はチャート+緑みたいな色。ここで自分も赤系に変えてみると、いきなりいい当りがあり、上がってきたのは珍魚?あとで調べたらセミホウボウ。一応食べれるらしいが、コイツのエラが怖い!いきなりトゲが突き出てくる。皮も蛇みたい。初めて釣った。

その後エソを追加して、

マリーナが閉まる時間になったので帰港。うちの船の前にも同マリーナと思われる船が。着ける時にやたらこっちにガンを飛ばしてくるけどなんやアイツら!と思っていると、知り合いが。しかも、キハダのイイのを釣ってる。計測したら48キロだって、おめでとう

こちらは楽しめたものの貧果でした。

 

そして昼も食べずに1日炎天下で頭痛いわ、って完全にプチ熱中症。氷を帽子に入れたり、首回りを隠したりと結構気は使ってだけだ、まぁ仕方がない。

 

帰宅後は水風呂に浸かり熱を取ってなんとかなりました。

 

 

 

 

近場でライトな海釣り

8月11日 本当は朝一から出してもらう予定であったが、台風のうねりが入っており、15:00出船となりました。

15:00少し前、宇佐港出港。場所はすぐ沖のハエ。水深は15mほど。
出港して5分ほどで到着。うねりは落ちたとはいえ、それでもそこそこある。風も結構吹いてる。魚探にはいい反応があるらしい。船長の合図で、5gのワインドヘッドにブルーのワインド用ワームを付け、少し投げて、着底を待ち、速いペースでしゃくってくる。ヘッドが5ℊなので着底は遅く、ちょっと気を抜くとわからなくなりそうなので、フリーフォールで気を付けながら落としていく。それでも船は流れるので、着底はなかなかわかりにくい。最初なのでしっかりと着底を確認し、しゃくり始めるとすぐにグッと止められ、強い引きが来た。底を切って、巻き続け、水面近くまでもって来た。それからは何度も何度も突っ込まれ、弱めながらドラグをジャージャーも出される。アンバージャックの強い引きを楽しみながら何とかネットイン。割とデカい。45くらいはあるかも。それにしてもさすがはカンパチ、引きが強く早く楽しい。

もう1本同じワームで追加し、余裕も出たので、OSPのHPシャッドテールに替えてみる。着底後、だいぶ上までしゃくりあげてきたところでゴン!これも強い引きで、ってか最初のより強く引く。で、何度も走られ、やっと姿が見えたら、青い!ハマチでした。50くらいあるかな。イイ引きでした。

その後、HPシャッドテールにヒットが続き、それでも、さすがに食いが落ちてきたタイミングで割と近くに落雷があり、辺りは今にも降りそうに真っ暗になってきたので、何も無い沖では雷の標的にされかねず、一旦港に戻り小休止。

暫くすると雷も雨雲も抜けたので、再出港。沖に出る前に、堤防の近くで飲ませ釣りに使うコアジをサビキで狙う。自分にはなかなか来なかったが、同船者が餌には十分な量を釣ってくれたので本命場に再び入る。
親バリをアジの鼻に掛け、孫バリを尻鰭辺りに打つ。これを錘を付けた仕掛けにセットし、落とす。着底後数巻きして底を切り、アジを泳がせる。という説明を受けたものの、フォール中にラインが走り出し。ゴンゴンとアタリが来る。だいぶ送って、グッと合わせると乗らず、またフォールさせるとアタリがある。何度かそれを繰り返すと、アタリが無くなったので回収すると餌が無かった。餌を付けなおしてまた降ろし、今度は着底後数巻きしてアタリを待つ。ごつごつと当たるものの乗らないが数回。そのうち1度は餌をガジガジに齧られていた。これはイカかも。次の1沈、着底後数メートル底を切り、暫く待つとゴツゴツからラインを持っていかれ、リールをフリーにしてしばらく走らせたところでリールのクラッチを入れ、グッと合わせると乗って、イイ引き。飲ませで掛けられて嬉しい。でキャッチしてみるとなかなかいいサイズ。

次の沈にもいいアタリがあり、走らせてクラッチを入れて、グッとスイープに竿を引くと、フッと切れちゃった。高切れ。はぁ。で、気持ちも切れて、仕掛けも無くなって、ワインド再開。ルアーはドライブスティックに変更。魚探にはだいぶ浮いた反応があるらしいので、着底を待たずにしゃくりだすと、ゴン!から軽い引きでキャッチ。これは小っちゃいけどドライブスティックに来たのでよしとします。

飲ませの方も生きたエサが無くなり、周りも真っ暗になったので終了し帰港。全員でそこそこ釣ることができました。

はぁ楽しかった。しかも宇佐からあんなに近い所にあんなカンパチがいるなんで、嬉しいやら以外やらでした。

恒例の夏ジギング

8月4日 毎年盛夏に行っているジギング。今年も行ってきました。いつもの湊丸さまに出してもらいました。
0500 出港し船は南西を目指します。

事前打ち合わせでは、「この前の大水が入って岸寄りは食わん。だいぶ沖の150mラインをやる。途中流木があったらシイラのキャスティングも」という感じ。

宇佐を出港して1時間ほど走ったところで大きな潮目があり、そこに流木やら流れ藻がたまってる。コレはチャンス!しかも早朝だし。ってことで、シイラのキャスティングから始める。ルアーはヤマトのコスモブラック。シイラにはピカピカ系がいいが、これでもイケるでしょと流木からやや離れたところにキャスト。着水と同時に、長めのストロークで飛沫を上げながら引いてくると、途中でグッと止められた!いきなりヒット。でもサイズはそれほどでもなく、楽々キャッチ。

あとは同船者に譲って、シイラ終了。それからはジグを沈めて、何か食わないかなぁとやってみるも何も無し。以降大きな流木ごとに船を停めキャストを繰り返し、同船者ほぼ全員がキャッチできた。シイラ初めての人もいて、楽しめたようだ。
「そろそろジギング行きますか!」と、ここから30分ほど移動して窪川からすでに大方の沖。水深は145~150m。ややハンプになっているところ。ジグはクランキーの280g。第1沈。リールも今回から本格導入のトリウム。ラインはカラードファイアーラインの2号。色の分け方がイイ感じでわかりやすい。に、リーダーは8号。とか思っているうちに着底。ゆっくりリフトして1巻きからのフォールでグッと違和感。合わせると重みとともに首を振る感覚。ゆっくり巻き上げてくる。ずっと首振り感は続く。魚は何だろう?しかし150mともなると長い。ゆっくりゆっくり上げてきたら水中で白っぽい魚が、水面まで出すと赤い。オニカサゴ。

それなりのサイズ。高級魚ゲット。船長は「3000円はするね」とのこと。朝一からいいじゃん。
船内でも同サイズのオニカサゴやアヤメカサゴが釣れ出した。
第2スポットでもゴン!からのオニカサゴ。さっきよりいいサイズ。

ここでも船内でいくつか上がり、また移動。
第3スポット。隣で船長もジグを振り出した。これまでこんな感じで隣でいいのを何度も釣られてる。しかし、今日は自分がって事で、何度か底を取り、あげてきて、フォールに入ったところでラインがフニャッとなり、合わせると、ズン!と重い感じとともに鈍い引きが来た。そのままそれは止まらず、ズッズッとドラグが出る。「巻いて巻いて」とて」と言われて、やってみるも、魚は止まる気配を見せず、ズン!っと強い引きの後軽くなってしまった。「あ~あ、ええ魚やった!」「ハタの類やろね」と船長。回収し、針を見ると、テールの2本が延ばされていた。

はぁ やっちまった。自分の感覚ではハタの類はもっと早強いと思っていたら船長が「デカいのはゆっくり強い」と言ったのでそうなんだぁと思った次第。あんなに強重いのはジギングでは初めて。リアアシストを交換し、再沈。
しかし、やっぱりそこでは二度と当たらず移動。

その後はサバがポツポツ釣れるものの、いい魚には巡り合えず、何度かスポットを移動して、ゴン!と来たのはウッカリカサゴのデカいやつ。このクラスは久しぶり。

このあたりで潮がぶっ飛びだし、ジグをクランキーの320gに変更。これでは暫く反応がなかったが、いくつか目のスポットでサバダブル。

からのレンコ。

アヤメカサゴと続き、また移動。


船長が「いい反応出てる。底から5mまでをやってみて」と放送が入ったらすぐに船内でマダイの良いのが釣れた。自分もあやかろうと、着底し、ス~~っと上げて、ジグを横に飛ばせてフォールの間を取るように操ると、ラインが沈んでいかずに合わせるとグッと重みが掛かり、強めの引きが。巻いてくると、首を振る感覚。時折走る。何度かそれをした後の走りで、またフッと軽くなってしまった。回収すると、またまたテールフックが伸びてる。

はぁやっちまったぁ。今日だけでデカいの2つにフックを伸ばされてしまった!!
それ以降はサバやアジが釣れただけで終了。

暑い中1日楽しめました。悔しさは残るものの、新リールのシェイクダウンとしては上々。いい相棒になってくれそうです。

 

後日オニカサゴをさばいて、食べてみた。オニカサゴは初めて食べた。まずは背びれをハサミで切って刺されないようにしてから、3枚におろし、皮を剝いで刺身にすると、プリプリで軽い甘みがあって、旨い。コレは高級そうな味だ。1日では食べきれず、次の日も刺身で食べたら、同じようにおいしく、それでも残った身はから揚げに。あげるとまた別の美味しさがあり、ホクホクで良かった。

番外編

2020 08 01
梅雨が明いて、暑い1日。

高知に来て30数年、いつか行こう、行ってみたいと思いながら、なかなか実行できなかった、四万十川の源流へのトリップ。
色々調べてみると、案外近く、しかも、車を停めてからもちょいハイキング感覚で行けるとか。なればと、思っていたら例年になく長梅雨で、行くならやはり晴れた日、雨の日はやっぱ危ないかもと思い梅雨明けを待っていた。

我が家からは、春野、高岡と抜け、須崎の途中で国道197号に折れ、津野町に入り、高度をグングン上げて行き、道の駅布施が坂を過ぎ、トンネルを抜けるとすぐの信号で、”四万十川源流点”への案内看板がある。以降看板に従っていけば迷うことはない。国道を右折し、田舎道へ入る。軽なので、車幅は楽々。細いくねくね道をゆっくりと昇っていく。ちょい先に白のワゴンが、あれも行くのかな?と思いつつ、追いついた。その前に黒のワゴンが居てこいつがノロイ。ズ~~~ッと引っ張られるのかと半分憂鬱になったが、四万十源流の里せいらんの所で左折し、ラッキ。ここから白ワゴンはスピードアップ。イイ感じ。するとあっという間に見えなくなる。結構早いじゃん。で、見えたり見えなかったりでついに登山口に到着。ワゴンはおっさん2人。そして、もう1台止まってる。駐車スペースは結構ある。ここで、サンダルから軽登山靴に履き替える。これはこれで正解だった。


前の2人は入り口のモニュメントで撮影とかしてる。なので、ここで一気に距離を離しておこうと、かなり早足気味に登り始める。雰囲気は屋久島に似ている。ダケ石に杉の根が絡み、道以外は苔むしている。良い雰囲気。

梅雨明けすぐなので水が多い感じ。靴に替えてて良かった。サンダルならきつい感じ。ここでアッと思い登山開始時刻を時計にセット。ちょうど12:30。源流点までは25分とある。大体この時間は遅めの設定なので、15分から20分程度かなと読む。スタートで力入れ過ぎたので、早めに息が切れてくる。それでも昇り続ける。途中”四万十川源流点あっち”的な看板がかなり設置してある。これは迷うことないだろうと、どんどん高度を稼ぐ。道は平らにならず、ずっと登っている。休憩することなくどんどん登る。途中、上から降りてきた人とすれ違う。たぶん下の車の人だ。あいさつし、「あとどれくらいですか?」と聞くと、「もうすぐ、そこ登ったところ。あと10分ばぁ」という返事。ならすぐだ。
ここからまたぐんぐん高度を稼ぎ、しかし、何処が源流点だかわらない。で、気にせずぐんぐん上る。路っぽい所にピンクのリボンがずっと続いている。これを目指してどんどん登る。体力的にかなりきつくなってきて、所々木に寄りかかって休む。それでも昇り続ける。時間は25分を超えている。30分を超えたところで、「そういえばさっきまでうるさい程あった看板も無いし、時間も過ぎてるし、沢音も遠くなって、この先に水がありそうにないなぁ」と、このまま登り続け、もしもこの先に源流が無く、ずっと登って行ってしまったら、装備も、食料も、体力もやばい。下手したら遭難だ。携帯も圏外だし。ここは勇気ある撤退だと、Uターン。下りだす。下りは結構足に来る。汗もダーダーで出した。でも慎重に下る。少し下ると下で声がしだした。さっきの2人かな?ちょうどそのころ、水音が大きくなり、岩の間から水が出てる。もしかしてここが源流?

そのまましばらく下ると、人影が見えてきた。で、さっきの2人で、写真などを撮っている。そこに行くと、源流点の標識が。テレビでも見たことがある。

2人からは「上に何かあるのですか?」と聞かれ、「ここに気づかずにどんどん上に行っちゃいました」ってことで、源流点と言いながら、もっと上から流れてるよなぁとも思った。で、ここで、頭から水をかぶり、顔を洗って、水を飲む。冷たくて気持ちいい。しかも旨い。ペットボトルに水を詰め下りにかかる。下りは楽であっという間に駐車スペースに到着。しかし汗がすごい。ボタボタで、車の横で脱ぐと、あっという間にアブが寄ってくる。仕方がないので、車に入り、昼食にする。

この上り下り、自然は豊かで、なかなかいい雰囲気でした。

ここから車で戻り、せいらんを覗きに行く。ッとその前に、アメゴの養殖場があった。しかし寄らずに、せいらんを目指す。トイレに行きたかったから。しかし、行ってみると、フェンスが張られ、立ち入り禁止状態に。潰れちゃったのかな?ちょい下を見ると、何やら祠が。行ってみると、洞窟。下から超涼しい風が吹きあがっているが、降りるのにロープを伝っていかないといけないので、疲れもあり断念。しかもトイレできないし。

トイレできないまま、布施が坂の道の駅に到着し、やっとトイレ。お土産をちょい買いし、普段はあまり食べないソフトクリームも食べてプチリゾート気分。

坂を下って、須崎の町から野見を目指す。

野見では大谷の大クスを参って、浦ノ内最奥に移動し、チヌを狙ってみる。
ところどころ真っ黒の60越えが見えるものの、一度だけベントミノーに興味を示したのみで、終了。

ま、夏の1日、釣りはあまり関係ないが、行きたかった所に気ままに行って、夏休み満喫の1日でした。

四万十川源流点は、思っているよりも近く、行きやすい。で、あれが四万十川の始まりと思うとなんだかいい感じ。

魚のネタはほんの少し。しかも釣れてないですが、ま、アカメの聖地四万十川の最初の1滴をご報告でしたので、良かったとします。

次の日の朝食、四万十源流の水でドリップコーヒーを淹れ、飲んでみた。

あまりグルメでない自分には詳しいことは言えないけれど、最初の1口目にほんのり鼻に抜ける何とも言えないふくよかな香りはわかった。良い水なんだろうなぁ。しかも四万十川源流の水っていうプレミア物だし。おいしいコーヒーでした。