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アカメ随筆その3

第3弾です。このページの1つめとかぶるかもしれませんが、ファーストアカメまでの道。
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年が明けた。今年は高知に来て20年目の年、自分への高知成人式の証として、アカメ
を釣るぞ!そう誓いを立てた。
Oさんから新年早々「とあるブログを見ろ」とのメールが。そこにはこの正月にアカメが入れ喰った記述が!新年早々、頭の中はアカメで染められた。
タックルもいくつか揃ってきた。ルアーも買い集めた。そして妄想のようにアカメの攻め方が頭の中を駆けめぐった。情報を整理していくと、こんなイメージになった。
* スズキより海水魚的。 スズキは完全な淡水にもいるが、アカメは汽水域まで。
* 群れで回遊もする。  NHKの時も群れで来た。1匹釣れたらまだ釣れる可能性
高い。って、群れ?希少で幻じゃないの?
* スズキより深い。   これはスズキより海水魚的ってのに関係あるかも。川の場
合、込んできた潮は淡水より重いので下層にある。NHKの
ビデオにもハッキリ淡水と海水の境が出ていた。ハロクライというらしい。で、アカメはそのラインの下から上を見て餌を狙っているらしい。だから深い層を狙うのが有効。
* パワーはすんごい。  竿を折られた、太い仕掛けを切られた、ルアーを壊された
等の話をいくらでも聞く。
* 時折水面で餌を獲りパコーンという音がする。  なかなかキッチリ表現できない
が独特の音がある。
* 甲殻類が好きかも。  釣ったアカメがカニを吐いたとか。いつも下向きに泳いで
いる。カニとかエビを追っかけて吸い込むのに都合がよい。
カニならクランクベイトもイケルかも。ディープダイブで
カニっぽいといえば・・・マドバグでしょう!!ってこと
で、オークションで幾つか取りそろえた。
* ラパラがエサ。  PPさん曰く、11cm~14cmのマグナムラパラは餌。とに
かく実績がかなりあるらしい。
* レアがよい。   色々なサイトを見るとアロウズのレア、レアフォースが抜群の
実績のようだ。音がしないのが良いという意見も。
* 口に歯はあまりない。  つまり吸い込み系。バスやシーバス同様細かいザラザラ
の歯がある程度。
* ハンドランディングできなくはないが、最後のビチクリに注意。
口に鋭い歯がないので、バス同様ハンドランディング可能。た
だし、最後のビチクリで指折られた人が1人じゃないとか。ま
た、鰓蓋のカマにも要注意。そしてデカイのの背びれにも。こ
れに刺されて大怪我した人もいるらしい。

しかし現実jは、2008年、年明けからシーバスにお熱を上げているウチに6月になった。アカメの本格シーズン突入だ。ヤバ、こんなことじゃ、今年中にアカメを釣ることなんかできないかもと弱気になる。でも、釣り場に行くとどうしてもシーバスタックルに手が伸びる。シーバスタックルを振り慣れると、アカメタックルはいかにも重い。数投すると嫌になる。「やっぱ、こっちにしよ」と、簡単にゆるい方に流れてしまっていた。
@ ついにその日が!
そうこうしているうちに一月が経ち、高知市内の釣具店(ランカー)の開催するチヌのルアー釣り大会の日となった。大会は昼からなので朝一、下見のつもりで出かけた。場所は以前から目を付けていた川 の合流点。というか、今まで何度か入っているところ。
04:30頃、ポイントに着いた。誰もいない。ラッキー。階段を降り橋の下に入る。潮は引き。足場はもう干出している。自分が予想していたより潮が下がっている。ヤバイ。まだ少し暗く、橋の明かりのところではボラが水面を走っている。10~15cmくらいか。時折パニックのように水面がはじけるが、捕食音無し。
タックルはシーバスロッドにPE1.5号。リーダー4号。チヌ釣り大会の下見を兼ねてシーバスタックルで臨む。当然チヌもシーバスも、そしてアカメもイケればみたいなスケベ根性あり。ベイトフィッシュが水面にいてボラっぽいならと、手持ちのミノーの中であまり潜らない、アイマB太のそれっぽいカラーのヤツを取り出し、階段の足元から徐々に扇形にキャスト。足場と平行に通したり、ボラの群れに直接入れたり、橋脚際を引くも反応無し。水面中心かと考え、ポッパーをに替えるが反応無し。少し明るくなってきたので、もう少し潜るタイプ、ビクセンにチェンジ。ビクセンはかなりの自信ルアー。何投かしたが反応無し。マイティペッパー50Fにチェンジ。マイティペッパーも自信ルアー。この2つでシーバスやチヌはかなり釣っている。
が、今日は反応なく、マイティペッパーを根掛かりでロスト。チヌ狙いでマドバグ改を投入。コイツも反応無し。
05:00頃完全に明るくなった。今までシーバスに実績のあったチキチータ小にチェンジ。下流のアシぎわ、杭際にキャスト。トゥイッチして引いてきたらヒット。バチャバチャの後バレ。多分セイゴだと思い、もう数投するがそれ以降反応なし。
ふと見ると、上流の水門でキャストしている人がいるのに気づく。まあ、あそこから投げてもポイント的には重ならないので大丈夫。気分を変えるために、橋脚に向けてキャスト。”コン!”とバイトのような感じ。でも乗らない。(この”コン”という感じ、今にして思えばアカメ特有のアタリ。例えばシーバスのアタリが軟球を打っている感じとするとアカメのそれは硬球を打っている感じに近い。とにかく固い感じのアタリが独特。)再度キャストしたら流木を引っかけアウト。上手く回収できたが荒らしてしまった。しばらく橋脚は休ませなきゃ。今度は流れ込みを横切るようにキャスト。トゥイッチで引いてくると流れ込みの真ん中あたりでヒット!いきなり走ってジャンプ。ジィッとドラグが鳴ってバレ。色がスズキにしては少し赤い、赤銅色というには大げさだが、スズキのいぶし銀とは違う光り方に見えた。朝日の関係かもしれない。でも、もしかしたらアカメかもと思う。サイズは60くらい。アカメと思うと余計に悔しい。でも、アカメでなくても非常に悔しい。特に近くに人がいるので、釣れたら自慢できるのに・・・
気を取り直し、同じコースにキャスト。トゥイッチ。水面でコン+反転。乗らず。悔しい!
再度同じコースにキャスト。トゥイッチ。コン!先ほどから悔しいのが続いているので、大きめに合わせ、トドメに数歩下がりながら強引に引きずる。乗った!!キュキュッとイイ感じに引く。引きの重さをあまり感じないから小さい魚だと判る。だけど引きが強い。同サイズのスズキより、バスより遙かに強くて速い感じ。以前ハワイに行った時に釣ったピーコックの様な速さと強さだ。寄ってきたのを見るとクッキリ縞模様のアカメ。40くらいだけど、ここからビビリが入り慎重に寄せ、針掛かりを慎重に確認してから取り込み成功。写真撮ってリリース。サイズは測るほどじゃないし、なるべく早く返してあげたい。リリースすると元気に泳いでいった。

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ココで、Oさんに”釣ったゼ”メールしようかと思うが、まだ早朝なので止める。手が震えてるのがわかる。群れで居ることが多いと聞いていたせいもある。そうだ!急いで投げ直そう!!また同じコースを通す。水面で乗るがバレる。ンガ~~まだ居るやん!!しつこく同コースを通す。今度は普通にタダ引きをした。ゴン!乗る。また強引に数歩下がりながら引き寄せる。さっきより重く強い。何度かドラグ出される。寄せてきたらアカメ。慎重にランディングし、ちょっとデカイのでロッドで長さを計った。(あとで計測してみると50cm。)写真撮ってリリース。元気。

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今使っているチキチータは2本フックで、以前からバレが多いと思っていたし、2匹釣って少し余裕ができたので、OSPのサイトで自慢することを考え、ルドラF小魚カラーにチェンジ。フックはソルトウォーター用に替えて、アイを少しいじってある。同コースにキャスト。トゥイッチ。水面直下でヒット。一気に走る。ジィ~~~~~~~とドラグが出る。また強引に寄せる。走る、跳ねる。強い強い。何度か走られたのを凌ぎ寄せてくるとこれまでで一番良い型のアカメ。慎重にランディング、計測、撮影、リリース。ルドラなので何枚も写真を撮る。
なんか一安心。しかもOSPで一番デカイのが釣れたことで気分も良い。60cm。体色ももう縞模様は薄く、鎧のような、迫力のある色。

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が、まだまだ釣れるぞ~ってことで、次のキャストも同コース。トゥイッチ。コン!乗らず、少しそのままにしておくとヒット。これこれ、この方法もあり。強引に引き寄せる。あまり強くない。40クラス。写真+リリース。

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次のキャストも同コース。コン!静止、グイーン!!パターンに填った!!同じサイズ。ルドラ で3連発。

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ココまで夢中でやってきたが気が付くと上流の人はいなくなっていた。何本も釣っているのは見られていたはず。アカメとまでは確認してないとは思うが・・・できればココでアカメが釣れたことは秘密にしたい。人がわんさと押し寄せてポイントつぶされたらヤバイ。そういう思いが走った。
次は流れ込み上流に向けてキャスト。しかしヒットルアーのルドラが途中根掛かり。ヤバイ!!すぐ近くだが、今の足場からは外れない。護岸をよじ登り、橋の上にまわり、根掛かり回収機で回収。ポイント荒らしちゃったかな?
ルドラでも釣ったし、次はデカイのいってみようと思い、橋の上まで上がったこの機会に、タックルを大物用にチェンジ。今思えば、よくこのときにチェンジしていたなぁと。車から取り出したのはビッグベイトロッド+アンバサダー6500津波PE5号+リーダー50ポンド。ルアーはフローティングマグナムラパラ(Fマグ)11cm黒銀カラー。それまでアタリのあったルアーがすべて銀系であること、手持ちのFマグの他のヤツがリップを削ってあり、あまり潜らないタイプにしてあることなどにより、黒銀Fマグをスナップに掛ける。
この日は浦戸湾七河川一斉清掃で、川沿いにはギャラリーがボチボチ集まってきていた。
時刻は06:30頃になっていた。静かに階段を下り、一投目は橋脚に。水位はかなり下がっていて、すぐに底を小突く。底に当たれば浮かし、また小突くを繰り返す。橋脚上流にも。キャスト。途中で底に当たる、浮かす。何投かしながら徐々にコースを流れ込み方向に変えていく。数投目、底に当たり浮かせ、また引いたところでコン!ギュイ~~~ン!!ロッドが伸されフルドラグなのにラインがずるずる出る。PEがガイドにこすれるキュキュキュキュキュという音が聞こえる。かなりデカイはず。さっきの60とは比べものにならない。コイツをバラしたらショックで半日は立ち上がれないハズと思い、半分怖くなる。ヤツは橋脚に向かう。アレに擦られたらやばいと思いサミングで止める。ヤツは走りを阻害されたと知ると、いきなりガバガバ、ドバドバドバ~~とジャンプ!!橋の上から見ていたギャラリーから「こりゃぁ太い!」「そんな引いたら切れるがぁ!」「何じゃあの魚は?はじめて見た~!」「網はもっちゅうかぁ?」とかの声援が飛ぶ。PE5号のアドバンテージでやや強引に寄せてくる。
ロッドは強度的に十分にイケル範囲内。かなり寄ってきた。デカイ。水が低いので足場の上からはランディングできない。川に下りて取り込むことにする。針はガッチリ掛かっている。デカイので親指ランディングは無理。「最後のビチクリで指骨折したのが何人もおるぞ!」と聞いたのを思い出す。なので、拳をいれ掴む。が重くてあがらない。ロッドを股にはさみ両拳を入れて引きずり、放り上げる要領で足場にあげた。 ホ!魚は静かにしている。
ギャラリーから歓声が上がる。膝が笑う。改めて見るとデケ~!!サイズを測るのと写真を撮ってもらうために階段を上がるが、重い。何とか持ち上げ、ゴミ拾いに来た農家のおばちゃんに”ブツ持ち写真”を撮ってもらう。その後タックルを横に置き、メジャーをあてると85cm!やった!!そう呼ぶにはちょっと小さいけどミノウオクラス!!

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祝福されながら階段を下り、川に入り支えてリリース・・・のはずが、なかなか泳ぎ出さない。しばらくそのまま支え、たまにエラに水を送ってやると、2分ほどで手を振り払って泳ぎだした。手も足もガクガク。すでに満足感あり。
その後、数投するが、もう集中できていない。今日は終わり。ちょうど清掃も始まり、邪魔にな らないようにココを退散。
気もそぞろというか、惚けた感じで十市に移動し、何を思ったか同じタックルでフロッグをやっ た。その時はとにかく「今日は当たってるのでバスもロクマルがイケルかも」とか思っていたが、考えは甘く、ナマズ1匹のみ。雷魚っぽいバイトは弾かれた。
少し落ち着いたのでOさんにメール。香川の釣り友Sちゃんにもメール。思いつくままだれかれかまわずメール。とにかくメール。
Sちゃんには、「まだ居るよ!至急来るべし!ポイントはピンで教えるから」と誘った。Sちゃんから「今から向かいます!」と連絡が入った途端、家から帰還命令が下った。Sちゃんには「申し訳ない。自分は帰らなくてはいけないが、ポイントは○○」と細かく連絡した。
昼前、Sちゃんが駆けつけ、同じポイントに入る。なんと、「今、ファットイカを杭打ちしてたら、60クラスをバラした」と報告が入る。まだまだ居るんだ。しかも干潮の真っ昼間に・・・
昼からは家の行事をこなし、そんなこんなをしているウチに、またまた行きたい気持ち
が高まり、子供が寝た後出撃!昼からずっと攻めていたSちゃんとは入れ違いになった。
22:30到着。タックルは朝85を釣ったやつ。ボラは朝にも増してウヨウヨ居る。階段降りるなり例の捕食音が流れ込みからする。テンション上がる。ボラはそこここで時折パニックのようになり水面が割れる。ただシーバスらしき捕食音もしない。水面下で喰ってるのか?
Fマグ、レア等を投げるが反応無し。流れ込みも、橋脚も光と陰の境目も反応無し。途中、対岸近くで例の捕食音が。でも届かない。一番飛びの良いレアでももう少しの距離。結局何度か軽く「コン」っていう感じはあったが多分ボラがラインに触れたんだと思う。最終的には反応なくなり23:30終わり。明日は仕事だし~。

2008年7月13日、時間にしたら朝のほんの2時間ほど。アカメアカメと思い始めて約半年、ついにファーストアカメをゲットした。しかも、あれよあれよという間に6本も。まさにラッシュ。言い換えればその日、童貞を捨てた。そしたらいきなりモテテモテテで6人とやっちゃった。しかも最後は松嶋菜々子だった。そんな感じ。
高知に来て20年、いつも頭の片隅にはあった。少し憧れたときもあった。でもバス釣りの方が面白かった。バスはよく釣れた、デカイのも釣れた。バス釣りの友達も増えた。ネットを始めてそれは広がった。バスを釣ればみんなに自慢できた。その環境もあった。高知20年を記念して、アカメを狙ってみることにした。ハッキリ言って、意外と簡単に釣れてしまった。もちろん今までやってきたばすの下地があったからだと思う。でも幻と言われる魚が釣れちゃった。もちろん自慢しまくった。アカメをやってる人からすれば、釣れて当然みたいなところがある。でも県外で、あまり知らない人からすればアカメは幻の魚。そして、アカメは四万十川の魚。サンペイ君の影響は凄く強いと思った。だから浦戸湾にいることさえ知らない人、釣り人も結構多い。そんな人からすれば私が釣ったことは奇跡のように思えるのだろう。
が、この日が実は地獄の入り口だったのかもしれない。
ま、この日の感想をまとめたモノをそのまま書いておく。
アカメ初心者の妄想みたいなモノ。

6匹釣って思ったこと等。
1.”コン”というバイトが多い。何度もあった。これはルアーを突っついているのか、吸い込みで上手く口に入らなかったからだと思う。そんなときは、Oさんのレポートに少し書かれているがリトリーブを止めてもう一回喰うのを待ってみる(これをやるためにも、ルアーはサスペンドかフローティングが、イイと思う)、トゥイッチで喰うタイミングを作ってやるみたいなことが必要かも。それで来なければもう一度同じコースを通すこともすごく大事。実際、コン・バイト後に止めてガツンと来たり、次のキャストを同じコースに入れて掛けたヤツがほとんど。
2.カラーについて
掛けたのがすでに明るい時間帯だったというのもあるが、今回魚を掛けたのはすべて
銀系。最後の以外はトゥイッチでほぼ水面。ベイトが水面のボラであったと考えるとマ
ッチザベイト&マッチザカラーと言える。サイズ的にもルアーとほぼ同じ。
3.タックルについて
その日の夜の釣行で思ったのは、ヘビータックルでトゥイッチすると水切り音が強く、 デカイ魚は嫌うのでは?それともしかしたらラトル音も関係するかも。ラパラが良いのはラトル音が無いからかもしれない。
4.明るさについて
その後アカメのことが載っている雑誌を読み返してみると、「けっこう薄明るい時間帯が良かったりする」という記述が目にとまる。それも複数。今回も喰ったのは偶然かもしれないが、かなり明るくなってから。(その頃アカメ釣り禁止でなかった)宮崎ではデイゲームも成立するらしい。アカメ=夜が王道でしょう、が、明るくなってからも諦める必要はないのでは?
その後知人が某川で15:00頃サイトで95cmのアカメをキャッチ。ルアーはサイレントキラー。真っ昼間のサイトフィッシング!
現地を見に行ったらそれこそ干潮時には水の無いような場所。しかも、2匹いて小さい方が喰ったらしい。つまりもう1匹はメーターオーバー。
5.その他
Sちゃんから、真っ昼間の炎天下、「今バラしました。60クラスです。ルアーはファットイカのノーシンカーです」と連絡があった。
アカメにファットイカ使うとは!しかも喰わせるとは!!しかも真っ昼間にアソコで!!!杭打ちで喰わせた。ただ者ではない・・・
アカメ釣りの先輩は「1回群れが入ったら4~5日は居るはず」と教えてくれた。

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なんかアカメのWebページらしくなってきた~

アカメ随筆その2

第2弾。やっとアカメ系の話。
*****************************************  アカメ釣り大会
2007年夏、第1回浦戸湾アカメ釣り大会が開かれた。知り合いが事務局をやっているので、応援 と、もし参加者が少なくて寂しいと困ると思って名前だけ書きに行った。アカメなんて、その頃は釣れ るはずないと思っていた。本部に行ってみると、参加者はなんと60人を超えていた。そこでアカメ界 のカリスマ、長野さんとも話をさせてもらった。本部に陣取ってコーヒーを飲んでいたら、参加者とア カメ談義になっていた。でもついていけない。ホントの素人だった。
アカメは深夜に釣るモノ。タックルもヘビー。子守のある自分には無理無理。そうカタをくくっていた。 ま、せっかく参加者名簿に名前も書いたのだし、今日明日の大会でちょこっと夜遊びをしてみよう。た ぶん釣れないけど。そう思った。夕食を終え、かる~く浦戸湾に出てみた。場所は以前に一度アカメ らしき追いのあった場所。その時は根魚狙いでソフトルアーを引いてたらスズキじゃない、でもそんな 形の魚がフォーリングしていくワームを追っかけて行った。底についてアクション付けてもアタリはな かった。「シーバスじゃないとすればアカメかなぁ」何となくそう思った。その後何投かしてみたが反応 はなかった。その場所に、今考えられるもっともヘビーなタックルで臨んだ。あのときのそのポイント にもしつこくルアーを通したが反応はなかった。
22:00終了。というか、大会のチャリティーオークションが開かれるので本部に向かった。大会は 「アカメと高知の自然を豊かにする会」が主催しているが、弱小団体で資金不足。そのため、豊かに する会を豊かにするオークションだった。
オークションとはいえ、投げ売りのようだった。ルアー1個10円、PEラインが300円、有名メーカー のロッドが3000円、もっとお金を持ってくれば良かった~。しかしちゃっかりルアー数個とラインと チェアーをゲット、締めて2000円にもならない。イイ買い物をした。来年もこの大会があったらオーク ションだけ来てもイイかも。翌日も出撃したが、当然釣れるわけなく、大会の閉会式に行った。2晩で 2本のアカメが釣られた。60人が2晩で2本、これをどう取るのかは難しい。でも、全くの幻、釣れな い魚じゃないというのはわかった。知り合いも姿を見せた。釣具店勤務の彼は何本かアカメを釣っ て、雑誌にも載った。アカメ釣りについてしばらく教えを請うた。特にタックル面で。ラインはPE3号、 サーフなら2号でもOK。ただし障害物の多いところなら4号の方が良いかも。リーダーは80ポンド。
ゲ!何その太さ!いやいや、100ポンドの人もいるし、本当にデカイの狙ってる人は130ポンドです よ~。リールはベイトでもスピニングでも。ベイトならカルカッタの400クラス。ロッドは青物用とかシイ ラ用。まぁ、そんな感じだった。ちなみに彼のロッドはアカメ専用。5万はするそうだ。とても手が出な い。そんな話をしていたら23:00を回った。明日は仕事だ。早く帰って寝よ~っと。

アカメ大会の前、8月初旬、出張で焼津に行った。焼津にはルアー作り友達のOさん
がいる。出張とセットの夜の飲み会を抜け出して一緒に竿を出すことにした。ってか、焼
津のポイントを案内してもらった。数カ所でルアーを投げた。港のライトの明かりの中、
ボラが水面をパチャパチャやってる。ルアーを通すと追いはあるが乗らない。何だろう、
エバかな?それにしても釣れないなぁ。
Oさん曰く、まだ潮のタイミングじゃないので、今は時間稼ぎ・・・なのだそうだ。
22:00過ぎ、ようやく本命ポイントに。イイ感じで潮が流れている。ここではルアー ではなく餌釣り。アオイソメをスプリットショットリグで扱う”イソミング”だ。ロッド はメバル用。初めて握ったがペナペナ。ラインもナイロンの1号とか。ドラグは超弛め。堤防の角の一等地に自分が入らせてもらう。潮は足元から沖へ流れている。チョイ投げ で探ってくる。着底を感じ少し引いてくるといきなりコツン、ギィ~~~~何か掛かった ようだ。寄せようとドラグしめるとOさんが「ダメダメ、もっと走らせて!」とアドバ イスをくれる。とにかくラインが細いのでゆっくり寄せてくる。ライトの下に魚が見えた。 30cmくらいの黒鯛だ。そろそろタモ網ですくおうかと思った瞬間フッと軽くなった。 原因はわからないがバレちゃった。ハリスが切れたわけでもない。気を取り直して再投入。またコン!と来た。ギ~~~~!と走り出す。ちょっと引きが 違う感じ。慎重にやりとりし、明かりに浮かんだのはセイゴ。40あるなし。Oさんが
タモで掬ってくれ、写真をパチリ。また投入。またアタリ。今度は黒鯛。で、キャッチ。
また投入。またアタリ。シロギスだぁ。次々にアタリがある。カサゴ、ゴンズイ、ヒイラギ。これで5目達成。そういえばO さんにはアタリが遠い。やはり場所が良いんだと思い、そしてこれだけ釣らせもらえば満 足ということで場所を代わる。そしたらいきなりOさんにも連発。
すみません、楽しい釣りをさせてもらいました。感謝します。日付も替わり、潮も止ま りだし、同時に喰いも落ちてきたので終了とした。出張のほうは無事終わった。

Oさんとのこと
Oさんとはもう10年近いお付き合いになると思う。とあるルアー作りのサイトで知り合い、メールを 交わすようになった。魚の知識に関しては凄い人だと思う。同時にルアー作りにおいても凄いと思う。 ただ、私はバス中心、Oさんはバスはやらず海中心。そんなOさんからある日(2006年)突然メールが来た。まぁ、メールはいつでも突然だけど。
「高知に来ています。時間ありますか?例のブツをお渡ししたいのですが」例のブツとは、以前にお 願いしてあったセミルアーだ。蝉のルアー作りたいけど見本になる蝉があまりいない。活きてるヤツを 殺したくないし・・・そんなメールをもらっていた3年前、偶然に今死んだばっかりって感じのクマゼミを 拾った。蟻もたかっていない、完全なモノだった。Oさんにその由を告げ、送った。数ヶ月後、「本体は できたけど、羽が決まらないんです~」とメールがあった・・・気がついたら3年経っていた。私は忘れ ちゃったのかなぁと思いながら過ごしていたら、突然先ほどのメールが来た。日曜の昼過ぎだった。
妻に「静岡の友達が高知に来てて、今連絡してきた。ちょっと行ってくる」と言い残し、約束の場所に 行った。食堂の奥にそれらしき人がいた。でも、彼のHPで見た感じとはだいぶ違っていた。写真より 太かった。失礼 !!「Oさんですか?」おそるおそる声を掛けた。ニコッと笑って答えてくれた。アカメ 狙いできている。昨日一晩やったけど釣れなかった。昼のうちにポイントを見て回ろうと思っている。 そんな話をした。私はアカメは全く知らないレベルだったので、シーバスポイントを何カ所か案内し た。1箇所目で小魚が追われてバシャバシャやっていた。とにかくルアーを投げてみた。何投目かにOさんにエバが来た。

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Easy Anglerより拝借しました

コイツだったのかぁ。その後数カ所を回ったけどそれこそ下見程度。アカメも シーバスも釣れる感じはない。「バスはやらないんでしょ?じゃぁ、テラピアは?」ってことで一時テラ ピア釣りに。まぁ、飽きない程度に釣れ、Oさんも楽しんでくれたようだった。テラピア後に別れた。

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Easy Anglerより拝借しました

アカメかぁ。高知にいるんだし、やってみたら面白いのかも。その時はそれくらいに思
った。Oさんと話をし、アカメ釣り大会へ何となく参加したこと、だんだん外堀は埋まってきた。
2007年11月、Oさんがまたまた来高。当然アカメ狙い。その頃にはアカメ情報も少しは集め始め ていたし、他にも情報を聞き、良さげポイントをプリントアウトして、コーヒーとメロンパンを持って約束 の橋のたもとに行った。21:00頃だった。潮は下げ。橋の上から見るとイイ型のシーバスがかなりの 数泳いでいる。時たま水面を割って小さな魚を追っている。ゲ!高知に長くいるけど、こんなの初め て見た。時折メーターオーバークラスも見える。「やってみますか?」とOさんに言われ、バスタックル しかないので、小さなルアーも飛ばせるベイトタックルで挑戦。シーバスの見えた橋脚に何とか届く。数投目、ペンシルの後方1mのところをフラフラ付いてくるシーバスが見えた。結局足元まで付いてきて目が合ってターン。その後橋脚では反応がなく、目を手前にやると時折水面が割れる。喰わ れてる方も喰ってる方も小さい感じ。小さいポッパーに代えて先ほど水面が割れた辺りに投げてみ
る。バシャ!ポッパーが引き込まれた。かる~く合わせると、小さな魚の引きが来た。釣れたのはセ イゴ。ヒラスズキのセイゴなのでヒラセイゴ。次に投げても釣れた。しばらく入れ食いになる。Oさんも横に来てポッパーや超小さいジグで入れ食い。しばらくやったが飽きて終わり。「どうします?」と聞か れ、「私は帰ります」と言うと、「じゃぁ、僕は本命狙いにいきます」ということで別れた。すみません、貴重な本命狙いの時間を割かせてしまいました。この日は金曜日。休みの前の日、子供が寝た後なら 出撃できるなぁと思った。よく考えればそうだよな。今までは言い訳を探してた感じがした。また外堀が少し埋まった。
翌朝いつものように05:30に起きて、ネットで遊んでいたらいきなりメールが。何だよ、この早朝に ~!と思いながらメールを開くとOさんから。「釣りましたよ~」という内容と添付ファイルが。写真を見ると、アカメが・・・「ゲゲ!マジで釣っちゃったんですかぁ?!」と返した。

 

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Easy Anglerより拝借しました

Oさんのニヤける顔が浮かぶ。でも目標を達成したことには素直に祝福を送りたいし、尊敬もしたい。や~~~~凄いよなぁ。
外堀が完全に埋まったというか、逆に山が出来た感じ。そしてアカメが幻ではなく現実的なターゲッ トになった感じ。情報集めにも熱がこもった。Oさんに釣れたんだから自分にも釣れるんだと思ったわけじゃない。Oさんがいかに研究し、執念を燃やし挑戦しているかは解っているつもりだ。ただ、よく 知った人が釣り上げたという事実が現実感を増幅させてくれた。

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ちょいアカメっぽい展開となってきました。

アカメ釣り随筆

「高知のアカメ釣り」というタイトルなのに、バス釣りやチヌ釣りネタばかりでアカメのネタがほとんど無い。このページを始めてからアカメを釣っていないのが原因だが、心苦しい。
アカメ釣りについて、いろいろ書きためていることを加筆修正して、少しずつここに出していこうと思います。
まず第1弾。始まり始まり~~
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色々あって、アカメが釣りたくなった。
高知に居るのだし「いつかは」と、ずっと思っていた。
でも、なかなか釣れる魚じゃないとも思っていた。夜釣りだし、気が狂ったようにしないとだめなんじゃないかと決め込んでいて、手を出さないでいた。

高知に移り住んでちょうど20年になった。

高知成人式を自分で祝うには何が一番か・・・釣り・・・バスのロクマル、コイツはここ数年
追い続けていてなかなか巡り会ってない。

アカメ、そうだ、アカメを釣ろう。
そう思ったら居ても立ってもいられなくなった。釣りたくて釣りたくてしかたがなくな
った。ネットで情報をかき集めた。家にある釣り雑誌のを片っ端から開き直した。知り合いで釣ったことのあるヤツがいたので、訪ねて様子を聞いた。オークションでわかりもしないのにそれっぽいタックルを買い漁った。

大学は東京水産大学に通った。船乗りコースに進み、大学卒業後の専攻科で、オーストラリアに船で行った。その時、アカメの近種であるバラマンディー釣りに少しだけ触れた。
フリーマントルに入港して早速地元の釣り新聞を買った。バラマンディが釣れだしたと書いてあっ た。翌日の自由行動の時、ヨネちゃんと2人でボートを借りて釣りに出かけた。こちらには小型船舶の免許制度がないのでフリーパス。一応4級(当時)は持ってるけど・・・
専攻科同級生の中で自分の他にルアー釣りをしていたのはヨネちゃんだけだった。だから、一緒に釣りに行こうということになった。でも現地で勧められたのは餌釣りだった。郷に入れば郷に従えで、エサとしてエビを購入し、ポイントも教えてもらって出かけた。手釣りだ。
1投目、いきなりコツコツとアタリが来た。軽くアワせて巻いてくると、軽い手応えがあった。上がって きたのはイシモチ。25cmくらい。日本のイシモチと見かけは一緒。調子イイじゃんと思いながら続け てやったが、それ以降何の音沙汰もなかった。借りたボートは14フィートのアルミ製。5mのワニ咬ま れたらひとたまりもないなぁと思ったら怖くなった。2時間ほどでエサが無くなったので終了し、ケアン ズの街をまわった。町中の公園にペリカンが群れが居たり、自然が近いことを実感した。結局バラマンディーは姿も何も見ずだった。
アカメ・・・・の前にスズキ釣り。

バス釣りに飽きたわけではなかった。でもOさんの影響が一番強かったと思うが、アカメが釣りたくなった。それに付随して海のルアー釣りも本気でやりたくなった。2007年から2008年の冬、バスが しばらくあまり良くない時期でもあるので、近くの海から手を出し始めた。仕事帰りにちょくちょく竿を 出した。やり始めて数日、いつもの場所に入ると沖でボイルしている。ここからは届かない。対岸の防 波堤に行けばすぐ足元だ。ルアー一つぶら下げて、その場所に行った。足元にいるかもしれないの で、慎重に近づき、水面に顔を出さないようにチョイッと投げた。5mほどか。す~~っと引いてきて、 もう足元って時にソイツは下からいきなり浮き上がってきてルアーを吸い込んだ。9cmのミノー(マリア・ザ・ファースト)を軽く 飲み込んだその口はかなりデカかった。と同時に反転した。ジイッ!とドラグが出た。ラインはPE1.5 号にリーダー4号を組んである。たぶん大丈夫。1発ジャンプしたが、なんだか体が重そう。引きもそ
れほど強くなく、わりと楽にランディングできた。シーバスの81cm。ただ、片手で持つのが辛いくらい 重かった。タイリクでもなくヒラでもない、本スズキというかマルスズキというか。家に持ち帰り自慢し た。

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娘から少しは尊敬された。だって今までバスは持って帰ったことないし。料理して食べた。むちゃく ちゃ美味かった。こんな美味しいスズキを食べたのは初めてだった、ってかスズキがこんなに美味い とは思っていなかった。調子こいて次の日からその場所に通った。というのも、取り込みの際、同じサ イズが数匹付いてきていたから。でもその場所はそれきりだった。

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その後、帰り道で有望そうなところを少しずつ探していった。とある川の合流点、いきなりドラグが なった。かなり強い。シーバスより早い。なんだコイツは?寄せてみると、コチ。マゴチの60クラス。ルアーはバスデイ・レンジミノー・こ れも持ち帰り、鍋にして食べた。美味しい。海釣りはこれが嬉しい。

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春になり、海もやりながらバスもやる日が続いた。休みの朝一、海に向かうかバスに向かうか悩む日が続いた。とある雨の朝、家からほど近い漁港に行った。今まで気づかなかったが、堤防を越える とこぢんまりした港があった。防波堤の先にテトラが打ってあり、そこに川が流れ込んでいる。見るか らに美味しそうなポイントだ。ルアー作りのページで知り合った高知の人からもらったペンシルを投げ る。垂直立ちのこのペンシルはロッドアクションに良く反応してくれ、立て攻めも横攻めもできるなかな か使えるヤツだ。テトラの脇を通り過ぎようとした瞬間バッコ~~ンと水面が割れでかいシーバスが 半身以上水面に躍り出た。しかしルアーは引き込まれない。しばらくそこに放置し、またアクションを 付けるが、それ以降反応はなかった。「デカイよデカイよぉ」と独り言を言っていた。80は確実、見た 感じメーターありそう。その後ミノーやバイブを引くも反応なし。しかたなく引き上げた。でも、ココはマ
イポイントとして有望だな。家から近いし。
次の週末、またイイ感じに曇り気味。前夜には少し雨も降った。先週のポイントに入る。まずはテト ラの際を遠目から探る。先週デカイのが出たのとは反対面だ。数投目、ボゴッと水面が割れた。ルアーはトリックダーター。なぜだかコレを付けていた。合わせて少しやったらいきなりバレた。70くらいかな。気を取り直し、テトラに上がり、前へ前へ打っていく。テトラの曲がり角でテトラの沖側を引くコースに投げた。ルアーはマイティーペッパーの90F。少し潜ったところでゴン!!かなりデカイ感じの当たり。と同時にドラグが鳴る。ジジ~~~~~~少し走って止まった。と同時にラインがテトラに擦れる嫌~~~な感じが伝わってきた。ラインはPE1.5号。使い始めたばかりで、どこまでイケルのかわからない。雑誌等によればPE1.5号はシーバスでは超大物用のようだ。ただ擦れに弱いPEなので、慎重に、だましだまし寄せてみる。たまに走る。少し寄せる。それを繰り返す。たぶん先日の魚だと思う。だとしたらかなりデカイはず。バラしたら相当のショックがある。慎重にというかビビリが入る。何度か走られ、寄せるを繰り返したらプンとラインがテトラを外れる感じが伝わってきた。ラッキーと思い、寄せにかかる。魚もだいぶ疲れてきた感じ。でもたまに走る。二度とテトラに入られないように止める。ギラッと魚が光る。デカイ!!が、もう力はない。寄せてくる。太い!タイリクだ。針はガッチリ掛かっている。テトラの上だがネットもギャフもない。ハンドランディングしかない。バスのデカイの同様、親指一本では弾かれるのでグーで掴みにかかる。4本指を口の中に入れキャッチ。体の半分くらいは持ち上がるが片手では限界。ロッドを足に挟み両手でランディング。重い!!何とか引き上げ、テト ラをゆっくりわたり、防波堤に戻る。その頃にはもう魚は動かなくなっていた。写真を撮り長さを測る。93cm。シーバスの自己記録更新だ。まぁ、タイリクなので、タイリクの記録はコイツ、マルは以前に釣った89ってことにしておこう。リリース不能なので持ち帰る。

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家で重さを量ろうと思い、体重計に乗せるが上手く測れない。しかたがないので、先ず自分が体重計に乗り、次に魚を持って乗る。その時の差が魚の重さってことで、計測すると6.3Kgだった。
しばらくして体がなんだか熱っぽくなってきた。今日は十市の池の清掃に行くって連絡してあるのに・・・体温計で測ると38度を超えている。大物の祟りか!清掃は欠席を伝える。
その日は1日寝ていた。夕方何とか体が楽になった。魚を捌いて食べたが、あまり美味しくなかった。前のヤツが美味しすぎたのか、タイリクだから美味しくないのか、湾内だから美味しくないのか、季節的なモノなのか、居付きだから美味しくないのか何が原因かはわからないが、とにかく前のに比べて味は落ちた。
その後、頭の中はスズキに熱を上げ、アカメは少し下火になっていた。家の近くの川の河口に何度が出かけその度にシーバスやキビレが釣れた。潮のタイミングを間違えなければそこは確実に反応してくれた。ある朝、そこに入った。1投目。とりあえず岸際から狙っていく。上手く岸壁ギリギリ に投げることができた。ルアーはTDペンシル。しばらくステイさせ、アクションを加える前に水面が割れた。ボゴッという音と共にルアーが消えた。反射的に合わせた。乗った!いきなり走り出した。 ドラグがキュキュキュキュと鳴った。デカイ!!!水面に背びれが見えた。ガチッと立った背びれに斑点が見えた。タイリクのデカイのかな?そう思いながら引きに耐えていた。ただタックルにミスがあった。昨晩、同じところでキビレを釣っていたので、バス用のスモールプラグを投げる、柔らかいベイトロッド(今で言うベイトフィネス)で投げていた。ロッドは根元から曲がり、全く役に立っていない。ライン
は12ポンドのナイロン。まぁ大丈夫だろう。また走り出した。ロッドを直線にされる。ドラグが出る。フッと軽くなった。残念、バレた。掛かりが浅かったか。もう少し張りのあるタックルだったら獲れていたかも。小さく見ても80はあったはず。
シーバス釣りといっても、川に行くことが多い。サーフは大きすぎて絞り辛いというのが正直なところだ。それに高知だと川のポイントに事欠かない。小さな川だと上手くいけば対岸まで探れる。橋脚やかけ上がりなどポイントも解りやすい。そんなわけで川によく行ったし、実績も上がった。で、よく言われていることだが、海の魚には上げ潮がよいらしい。沖から岸近くに押し寄せてくるからだと本にはよく書かれている。が、自分の実績で言うと圧倒的に下げ潮がよい。これは川でバス釣ってるときもそうだった。並木さんも下げの潮が効いてくるときが良いタイミングだと言っていた。普段あまり流れのない川で、下げ潮は流れを作ってくれる。逆に上げ潮は流れを止めてしまう。だから川では下げにかかると魚の活性が上がるような気がする。もう一つ、下げが嫌われるのは水位が下がり、魚が居なくなっちゃうと思われているからかもしれない。が、意外と下げの底が良かったりする。下げ切ってもまだ水がある所はそれなりに水深もあり、または流心であることが多い。普段は届かないところまでルアーが届くというのもあるかもしれない。とにかく下げ底はチャンスであると思っている。
お帰りフィッシングの場合、竿を振れるのは長くて30分。ほんのピンしかない。その時間をいかに 有効に使うか。つまりポイントをいかに絞るかが重要だ。で、先ほどの下げ、または下げ底チャンス 理論を、帰宅時間にリンクさせるとけっこう楽しい思いができる。下げチャンスというのは川がらみの ことで、海では上げが良いことが多いと思う。だから、その日の帰り時間が下げであれば川のポイン トに、下げ底近ければ川の深いところに、上げであれば海のポイントに入る。そして水深にマッチした ルアーで攻めると、けっこう釣れるモノだ。
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ってまだアカメ釣りになってませんが、第1回目はここまで。無駄な長文失礼しました。

前後しますが

7月18日には地元釣具店ランカー様のチヌ釣り大会が予定されていたのですが、台風11号の影響で中止。結構まじめにプラしてただけに残念!!
HPをみると、同日より岡林釣り具様のチヌフォトダービーも開催されることとなりました。これにも毎年参加していてかなり上位に入っている。今年は優勝!と思っております。
18日、岡林釣り具、上町店オープンと同時にエントリーをして、その足でチヌ釣りに出かけました。

まずはランカー様大会用にプラして見つけた場所。対岸には人がいる。車を停めて準備していると、対岸にいた人が上がってきた。「釣れました?」「はい何とか60くらいのが1本」「あ、シーバスですか?」みたいな会話をして入る。

水は濁っている。これは良いかも。で、定番ドライブクロー2インチのあめ玉リグにして、カラーは水色を考えてチャートにしてみる。1投目からそれらしいアタリがあるが針掛かりはしない。ジグヘッド系と違い勝手に掛からないのかな?と思いもう一度キャスト。またアタリがあり、聞き気味に合わせると“乗った!”で、結構重い引き。ラインは変えているが、やや不安もあるので、ドラグをユルユルにする。慎重に寄せ、近くにある上げられそうな所に誘導し、キャッチ。まずまずのサイズ。ダービー開始早々縁起が良い。測ってみると、39cm。しかし、大会の規定通り撮影するってめんどくさい&魚にダメージある世なぁと思いながら撮影し、リリース。とりあえず元気に泳いでいってホ。

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やや場所を動いてまたアタリ。大会なのでネットに入れて、撮影用にさっきの場所まで戻る。下が濡れていて、メジャーを押さえる石がある場所ってなかなか無いもんだなと思いながら撮影しリリース。今回も元気に泳いでいった。

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ダービーは2枚の合計長寸で競う。これでとりあえず2枚入れることができて一安心。

2枚目も39cmで合計78cm。優勝ラインは100cm位なので、徐々に伸ばしていこうと思ったのでした。ただ、2枚で100とか狙うにはキビレではなくクロダイを入れる必要あり。クロダイ場の開拓が、ここ数年の課題であることに変わりはなし。励まねば。

 

仲間と

普段は単独釣行が多いのですが、関東と大阪から仲間が集まってきたので、それに参加してきました。
彼らは土佐清水の友達の家泊中。私は高知市内から。
で、県西部中筋川に04:30集合。ウチから軽く2時間。余裕を見るなら2時間半。ってことは2時出。となると1:30起き。
ってこと出、全日は21:00に床につくものの、なかなか眠れない。そうこうしているうちに寝落ちていて、01:20頃目覚め。アラームいらず。
02:00家を出たものの、その時からかなり強めの雨。単独なら行ってない感じ。ただ、今日は私のボートの関東の友達が乗ることになっており、私単独キャンセルも許されない状況。なので、とにかく集合場所まで行く。
途中、須崎の手前では豪雨となり、先が心配されるが、清水の友達からキャンセルの電話もない。高速に乗る頃から雨は小降りとなり、一安心。高速を降り、下道を行くと、今度は佐賀の辺りでまた豪雨。でもここまで来たら行くのみ。佐賀を過ぎ、大方の頃には雨も止み、所々道路も乾いている。
中村に入り、中筋川スロープ手前のコンビニに着いたのが4:10頃。少しすると、トレーラー&カートップの一群が次々と駐車場に入ってきた。懐かしい面々と初対面の人が。挨拶を交わし、明るくなるのを少し待つ。西の山の上が少し白んで来た。しかし風も強まった感じ。ちなみに清水は全く降っておらず、道も乾いていたとのこと。
薄明るくなってきたのでスロープに移動。手際よく船を降ろすが、スロープは雨でズルズル。人手がないと不安な感じだけど、今日は8人もいるから大丈夫。
船を降ろしスタートが5時前。10:30再集合で散る。私艇は上流を目指す。ちなみに私の船だけ船外機なし+魚探なし。スタート前には「バジン魔神」と言われ、バジンクランクを投げざるを得ない状況。元々まずはバジンと思っていただけに問題はない。
普段はスロープの場所では流れがほとんど無いのに、今日は流れが見える。今は上げ潮時間帯なのに流れてるってことは、たぶん上流の蛍湖が放流しているのだろう。濁りも適度にあり、これはもしかしたらイイ感じ。
上流に向けまずテトラ帯を打っていくと同乗者のTさんがまずゲット。ルアーはバジンクランク。ゲストさんに釣ってもらえて嬉しく、一安心。続いて私のダイバジンHHにもヒット。なかなか好調。

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Tさんにもまたヒット。私にもまたヒット。朝一で船中4本。お互いそこそこイイ感じで釣り進む。上流部のボトルネック。イイ流れがあるものの、私のエレキに2人乗りでは遡ることできず、Uターン。
帰りはズ~~~っと反応なし。スロープを過ぎ下流の流れ込みとテトラを打つも、すでに6人が打っているはずで反応なし。
その後ズ~~~~~~~~っと反応なし。途中他の艇に聴くも芳しくない様子。もしかしたらウチだけイイ感じだった?みたいな。
その後旧流れ込みで1度反応があったもののそれ以外無く、フジの前のテトラまで来た。ここも諦め気味に打っていくと、テトラの切れ目辺りでバジンが吸い込まれた。合わせるとそれまでにはない重い引き。ネットでキャッチ。測ってないけど今日一の45手前クラス。

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気を取り直してまた下流へ進める。時間的にそろそろUターンかなと思ってた次の流れ込み。普段は浅くてあまり釣れないところだが、今日はそこそこ水深もあり、イケるかも。と思っていたらバジンに出た!これもそこそこサイズの40クラス。

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この1本でUターンするのを止め、もう一つ流れ込みを見ることに。行ってみるとイイ流れが出ている。チャンスといろいろ試すが反応無く、ここでUターン。対岸を攻める。ここは倒木があるストレッチ。バジンを外し、タイフーンで倒木の先の沈んだ部分を中心に打っていく。調子が良ければこの釣り方でイイのが食うはず。でも反応がないままズ~~~~~~と続き、行きには入らなかった岩盤下のバイパスへ。ここはとにかく浅く、座礁覚悟ながら今日は水があるので大丈夫かな?しかもその浅さならバジンが効くはず。しかし反応なし。途中気になってロッドを水中に突っ込み水深を測ると、ティップが底に届かない。6.7fのロッドが。「結構水深有るんだ」と同乗者と話し、ふと見ると、浅いところにブレイクっぽい感じが。それに向けて投げると、出た!しかし乗らず。でも久しぶりの反応に2人のテンションはUP。その後はそのブレイクに沿って投げていくが反応はそれのみ。岩盤で合流し、岩盤でも反応無く、その上の瀬に突入するも、エレキで上ることができず、エレキを踏みながらパドルで漕ぐ。5分ほど奮闘した後、やっと瀬を抜けた。で、また打てども打てども反応なし。流れ込み下流のテトラ帯。かなり期待を込めて流していくと、後部で悲鳴が。と同時に船が大きく揺れ、Tさん落水。幸い船にすぐ掴まったし、ロッドも離していない。救命胴衣も着ているので安心。2人とも落ち着き、Tさんも心得ているのか、まずはロッドを受け取り、「後ろから乗ります」と慣れた対応。これ、焦って横から掻き乗られたら転覆もある。Tさん、冷静な対応ありがとうございました。「一旦戻ります?」と聞くと「いや、大丈夫。夏だし気持ちいい」ってことで釣り再開。
テトラを打ち終わり、流れ込みをやってもダメで、ふと対岸を見ると、水位が高い関係で、普段は水がないけど今日はワンドになっているところを発見。試しにルアーを入れてみると出た!サイズはそうでもないけど久しぶりの1本。

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これで2人気合いも入り直し、約束の時間までスロープ上のテトラを打つことに。こうなったらTさんにもう1本とってもらいたいと頑張ったモノの反応無く、終了となりました。

他の艇を聞くと、船中2本とか、シーバスにキビレとかという状況で、船中7本に40Up2本はできすぎ。ただ最大魚は持って行かれました。

今日は単独なら行ってない。なので仲間にも助けられ、なかなか楽しい釣行となりました。

仲間に感謝!!

1日ほとんどバジンを引き倒し、「バジン先生」とまで言われましたが、好きで使っているだけとも思うし、ただ、1つのルアーを15年も使っていると、いろいろと引き出しが増えるモノだなぁと。引くスピード。ストップの入れ方。状況にあったアピール度。タックルによる泳層の調整←(バジンについてはラインで変える。フロロで少し沈め感とかナイロンで浮かせ感とか。)こういうのが相まって、今日の結果となった思うと、自分の成長を感じられます。

やっと抜けた

や~~~ しばらくぶりです。
釣りには行っており、ポツポツと釣れてはいたのですが、なんか”釣った感”が無く、ポロッと釣った感とか、やったと思ったらバラしたとかが続いてました。
バラしの原因はライン。新品で買ったPE0.6号。巻き替えた次の日に、そこそこのシーバスを掛けて、次の瞬間ラインが高切れ。
え?!
何で?!!
ままま、ちょっとした傷が入っていたのなか?
しかし、このライン、その後も切れるは切れるは・・・・もうホントやばいくらい弱い。コレまでも同じ品の同じ号数を使っていて、そんなこと無かったのに。以前にもPEプツプツ事件があって、調べたら、ガイドに傷があったのを思い出し、ガイドをチェック。しかしピンピンで傷なし。
とにかく、軽い根掛かりで高切れ、魚が掛かっては高切れともう、1週間で、魚失うはルアー失うは腹立つのを通り越した感じ。そして切れて切れて、ついには150mあったラインのそこが見えてきた!!なんてこった!!
あ、ラインへの恨み辛みになってしまった。

で、週末を利用して来週末に予定されている地元釣具店(ランカー様)のチヌ釣り大会のプラに出かけました。それまでやっていた川筋は捨てて、いつもはシーバス狙いで行くことの多い川へ。そしていつもはトップでやるところをボトムずる引きで挑む。この川でボトムイケルのか?
で、その1投目、ス~っとしたアタリと共に、チヌの引きが。来た来た~!!キャッチしたのは30手前のチヌ。ま、ちょっとサイズが・・・と思ったものの、狙いが的中で嬉しい!

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少し川を下ってまた1投目、軽くコンと来て持って行った。合わせるとさっきとは比べものにならない重い引き。手前には杭があるので、やや強めに寄せてくると、チヌが反転、その瞬間、ラインが高切れ~~~!!またかよ!!!!!せっかくイイ感じだったのに。

リーダーを組み直して、1投目。今度はゴンと来た。そしていきなり走る。さっきのことがあるので、ドラグをユルユルにして、走りたいだけ走らせる。手前には杭があるので、その前に疲れさせ、杭ゾーンはやや強引に寄せる作戦。とにかく時間を掛け、魚が弱ってきたところで杭をかわしにかかると魚も浮いてきた。「まずまずのチヌ。」と思っていると、そいつの後方からかなりの勢いででっかい魚が突進。見ると完全メーターオーバーのアカメ!!40はあろうかというチヌを食いに来るかぁ?みたいな。そいつはチヌの手前30cmほどでUターンしたものの・・・もう完全に昼間、しかも投げれば対岸に届きそうな小さな川でメーターオーバーアカメが!それに見とれていてチヌのことは完全に頭から抜けてしまっていたが、気がつけば完全に疲れ果てたチヌが足下に。で、キャッチ。1枚目を釣ってからこの間1時間ほど。久しぶりにハメた感のある釣りが出来た。ルアーは定番ドライブクロー2in

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テラピア

仕事で別府に行っておりました。
別府湾は魚が多いと聞いておりましたが、なかなか釣りをする時間は取れず、グルメやら、温泉に走っておりました。また、梅雨時ということもあり、雨が降ったりと、釣りに割ける時間はあまりありませんでした。

しかし、友人から「別府ではテラピアが釣れるらしい」との情報をゲット。地元釣具店でポイントを聞き出し、1時間だけなんとか釣りに行ってきました。

霧に煙る別府市内、蒸し暑く、何もしなくても汗ばむ天候。競輪場近くの川の河口に行ってみる・・・橋の上から覗くと、いきなりイイ型のテラピアが数匹見えました。一気にテンションが上がり、焦って準備。
河岸にはテトラが打ってあるのですが、かなり雑な積み方で、歩きにくく、危ない感じ。慎重に水際まで行き、様子を見ると、魚は沈んだものの、排水口からいい感じに水が出ている。まずはそこにハスルアーを投げると、いきなりククッとアタリ。軽く寄ってきたのはクサフグ。オートリリース。もう1投すると、コツコツとアタリ。手前まで来たので見ると、数匹のフグがつつきまわしている。「これ、ワーム入れたら大変だァ」。次は、流れの手前側に投げ、最終的にテトラの上を引いてきた感じ。いきなりルアーの下からキラッと光り軽く触れてそのまま。シーバスっぽい。しかも超小さい。そこで、一番小さいミノーのに変更してテトラ沿いをトレースすると、またキラッ。軽く掛かったものの、すぐバレ。こうなると、テラピアそっちのけでシーバス釣に走る。テトラ、流れと両方打ちながら少しずつ進むものの、フグ1匹のみ。テトラの先端まで行って、何度化シーバスっぽいあたりもあったもののキャッチはできず。
シーバス狙いは終了し、テラピア狙いに復帰。テトラの上から見ると、テラピアがかなり浮いてきていた。ミノー・はするあー・小型クランク等を投げるものの、反応がないばかりか、逃げていく感じ。
ここで、釣具屋のアドバイスに従って持ってきた食パンを取り出し、チャミング。水面に浮くパンにはフグが激しく反応。揉んで沈めたパンにはテラピアが反応みたいな感じ。そこで、ミノーの前後のフックにモミモミパンを付けて、テラピアの前にキャスト。すると、テラちゃんは寄ってきて、パホ。少し待っていると、ラインがス~~~。合わせると乗ったァ!苦労して掛けただけに嬉しい。
しかし、よく考えると、足場が悪い。タックル的に抜けない。ラインを緩めないように慎重に水際まで怖い思いをしながらなんとかキャッチ。うれし~~~~ 高知でも釣れるけど、遠征で釣れて嬉し~~~

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困ったときのパン。これ定説です。

川・リザーバー・野池

休暇があったので、3連荘バス釣。
初日、ちょこっと遠征して県西部の川へ。
着いてみると軽くコーヒー。前日までの雨の影響か。
スロープから出してまずは上流に向ける。テトラ帯、いつもはここでいくつか反応があるところ。バジンクランクを打っていくと、数投目でヒット。ちいちゃい。

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でも幸先いいか。そのまま上流に向けるが続かない。潮は満潮に近く、雨の増水と合わせて水位は高い。いつもは水のないところにも水がある。そういうところを意識して流していくが反応なし。得意のボトルネック部まで来たが、ここも反応なし。さらに上まで行くと、オカッパリの人がいたのでUターン。表層を諦めフラットサイドでやや深いところやこぼれテトラを狙っていくが反応なし。
スロープを超え、流れ込みに。きれいな水が入っているものの反応なし。下流に進み、いつもの岩盤。でも反応なし。その下流のテトラの際で魚が跳ねた。すかさずバジンクランクを入れると、ちっちゃいけど2本目。

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でもいまいちピンと来ない。高速をくぐり、またテトラ。流れ込みに入っていくとヒット。3本目。
今日は事情があり昼上がりなので、ここでターン。
ず~~~っと何もなく、岩盤へ。岸を打っていたが、なんとなく真ん中に入れると、ヒット。デカ!と思ったらラインブレイク。嗚呼!!岩盤をもどりながら川の真ん中を引いてくるが何にもなし。途中、ヒラヒラするヒレを発見。近づくと水中で”ボッ”という音とともに反転。アカメか?で、岩盤2往復するも反応なく、そのままスロープまで上がって何もなく終了。
用事を済ませ、四万十川でアカメ狙いをするが、何もなく終了。

2日目。最近好調と言われるリザーバーへ。国道をそれ、山道をしばらく上がっていくとダムサイドに出る。そこから見えた風景は赤い崖が広がった大減水のダム湖。しかも風がボーボー吹いている。そのまま車を上流にあるスロープまで進めたが、風はますます強まってる。しばらく様子を見るが、弱まるときもあるものの、基本強風、スロープはワンドの中にあるので、時折つむじ風も発生するという状況。「でも、せっかくここまで来たのだから、様子見だけしてみよう」と出船。まずはスロープのワンドの奥、流れ込みを目指して、トップを投げていく。反応なく、流れ込みはジンクリアで魚も見えず、引き返しながら今度はフラットサイドクランクを引く。でも反応なし。ワンドの出口に立木がちらほら見えるので、そこを目指していく。ルアーはフラットサイドのまま、水深3m位を引いてくる。期待の立木でも反応なく、壁に沿って引いてくる。1度だけ回収しようとしたルアーの後を数匹が追ってきたものの、それ以外何もなく、大きめの岬へ。そこを回ると強風MAXに。エレキ最速でも止まらず、Uターン。ここからリザーバーで困ったときのドライブスティックのジグヘッドに変更しとりあえず魚を触りにいくことに。数投目、何か違和感を感じラインを張ってみると、いかにも小さいと思える魚の感触がぴくぴく。あげてみるとホントに小さい。でも坊主は免れた。ちょっとした岩陰にいた感じ。

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同じようなところを打っていく。先ほどより少し大きな岩に沿って落とし込んでいる途中、クン!と当たったので、合わせると、さっきのより少しマシなサイズ。2本目。この魚で最後のドライブスティックが崩壊し、チビアダーに変更。そのまま打っていくが反応なく、スロープのワンドに突入。スロープの対岸にさっき釣れたのと似た風景を発見し、そこに入ってみる。1投目、回収してきた後ろに魚。フォールさせるが食わず。もう1投、着水バイト。今日一(って30くらいですが・・・)。その後ワンドの奥までいき引き返してもう一度流し、最後と思って入り直そうとエレキ全開で走行中、船尾で、「ビリビリビリ」という異音。見てみると、バッテリーを挟んでいる鰐口から火花が飛んでおり、炎が上がり、焼き切れた。コードを見ると所々ドロドロに溶けており、熱を持っている。コレでエレキ使用不可になった。幸い今の場所はスロープの風上側。風に流されながら、オールで調整すれば楽勝で着岸できる。昨日の帰りにコードの接続部がとれ、絶縁が不十分なまま使ったのが原因。大事に至らなくて良かった良かった。で、スロープに戻り撤収。

3日目、やや疲れてはいるが、休暇も最終日なので、ちょっと無理して出る。場所はいつもの十市の池。着いてみると、沖の杭にヘラのおじさんが1艇浮いてるだけ。あとは貸し切り。今日はいつもと逆回り(時計回り)にやっていく。昨日帰宅したときに届いていたニシネルアーワークススーパーチナイ95で何とか釣りたい。今日はその一心で来た。まず第1投。伸びる伸びる。気持ちよく飛んでいく。思っていたより浮力があり、プカプカ浮く。アクションをつけると、ポップ音を出しながら、連続にやるとペンシルベイトになる。ストップを入れ強めに引くとポップ音、早めに引くとドッグウォーク。コレ使えそう。池の感じは浅いところはヒシモが水面まで、ブレイクにも芝生のようなウイードが茂っている。船を沖目に置きながら、ブレイクと浅い側の様子を見ながら探っていく。池のほぼ中央、一番沖までブレイクが来ている辺り、水深は1.5m~2mで、いきなりトップに魚が出た!うまく合わせも利き、キャッチ。ここ2日間は何だったんだと言わんばかりのナイスフィッシュ。しかも開始早々+トップ。

 

 

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調子に乗って続けていくと、またバコ!やや小さいもののキャッチ。調子良いじゃんと思いながら、ヘラのおっちゃんを避け池を回る。しかしその後反応は途切れ、ブレイクを一旦休ませようとシャローへ進出。ここではウイードレススプーンの早引きをやってみる。水面までヒシモがパラパラ出ている状態で、ウイードレススプーンは有効。何投目か、コッと当たった感じ。でもそれ以上なく、投げ続ける。ヒシモのやや濃い部分でガッと止められ、魚が横っ走りした。強く合わせ、強引に寄せにかかるが、なかなかデカイ。グイグイパワーで引き寄せると、ラー様。久々のまずまずサイズ。よくあんなスピードで食ったなぁと感心する。

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ルアーは定番のジョンソンシルバーミノー。コレで気合い入り直し、丁度ヘラのおっさんも居なくなったので、もう一度ブレイク攻めに出る。ルアーはバジンクランク。2本追加して終了。

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3日間、川、リザーバー、池とやってみて、いろいろ状況に合わせることはできたと思う。

前はクランク引いて、ダメでも引き通して絞り出していたが、今はある程度様子を見て合わせるようになってきた。成長したのかな?

 

いろいろ

GW前に、休暇もあるので、色々と行ってます。

まずは、久しぶりに浮いた杉田ダム。リザーバーなんていつ以来だろ?まして杉田なんで・・・みたいな感じ。今日は船を出してもらってバックシーター。気楽にできました。
前日までの雨で、ほぼ満水。オーバーハングに陸生植物も冠水中。
岸沿いをトップで流していくが反応なし。船長はテキサスに変更。早速アタリ。続いてアタリ。またアタリ。こうなるとトップやめて、自分もテキサスなんて思うものの、そういうタックルはツンてない。リザーバーで苦労したらジグヘッドにピンテールワーム(デスアダードライブスティック)でOKとタカをくくっていた。スピニングにセットして入れていくが剥き出しでは釣りにならない。スライダーヘッドにセルフウイードレスにしてやってみる。掛かりはなくなったものの、なかなか足らない。船長は順調にアタリを取っている。使ってるのはバルキーなクロー系。「ボリュームがいるのかな?」でも、それっぽいタックルはないので、スピニングにスモラバつけて、ドライブクローをトレーラーに・・・2インチしかない!!しばらくそれでやってみるものの、アタリなく、ふと思い出した「スライダーのクローがあったはず」。それをほじくり出して付けてみる。かなりボリュームアップ。そして。これまでの船長の様子から、なんとなく垂直の壁についてる感じ。そういう場所に入れると、ラインがスッと横に走った!!タックルが弱いので、スイープにフッキング。乗ったァ!!嬉しい~~~!!!やっとっキャッチできた。

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ここで昼になって、風も出てきた。「風が吹いたらスピナーベイト」の格言通り、1本取れた余裕もあり、スピナベを投げていく。
垂直を意識して、ギリギリにキャストし、スッと引いてピラっと落とす。スピナベは得意のハイピッチャー
何投目か、オーバーハング気味の岩盤に上手く入った。引き出した瞬間”ガッ”と止められた。強めの合せを入れると強い引きが。やったやった!!2本目。

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ここからそれなりのペースで釣れ続け、浅いとろこでもヒットしだした。
そして、早めのリトリーブよりゆっくりカーブフォールに近い感じで引いてくるといい感じに食うのが解った。
その頃より船長にはあたりが止まり、形勢逆転。テキサスにはほとんどアタリはなくなった。
昼から風が吹いて、魚が上ずったのか?まさに「風が吹いたらスピナーベイト」な1日でした。
最後に、ガツン度いい手応え!「これはデカイかも」と思ったらナマズさんでした。

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次の日は、ずっと気になっていた日高村の池に、雷魚狙い。着いてみると、かなりデカイ池で、どこから手をつけていいかわからない。ちょっと車を止めて観察してると、雷魚風のタックルを持った人が数人いる。池を見ると、アチコチで魚の気配があり、時折水面も割れる。
で、スケーティングフロッグをつけて投げてみる。何にもないよりなにか反応のあったところのほうが自信が持てる。第1投、反応の少し向こうにうまく落ちた。引いてくると水草が動く。真上!逃げた!!「あれ?雷魚じゃなくて鯉かな?」
別の反応に投げる。反応の向こうに着水!「チュパ!!」反応とは違うけど、出た!!
でも乗らない。

少し移動し、サイトでやってみる。また出た!!でも乗らない。出た!乗らない。

別サイドに移動し、雷魚タックルの人と少しおはなし。「釣れますか?」「ダメだね、1回出ただけ」「出るんですけど乗らないですよね~」みたいな。
で、今度は歩きながら打っていく。途中、食わなくていいのにウシガエルがしつこくアタック。避けようとしたが1匹だけ乗ってしまった。
めげすに打っていく。途中、回収気味に早引きしていたら「ドッカ~ン!!」と水面が割れた!ちょっと待って思いっきり合わせると、乗った!!タックルの力は十分。有無を言わせずゴリ巻し引き抜く。「バスだ!!」
ここにバスがいるのは知らなかった。

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外道ではあるけど嬉しい。ここにバスがいるならバスを狙った釣り方も面白いかも。
新しい場所だけに、いい感じ。

トップチヌ

陽気に誘われて、ド干潮の川へトップチヌを試しに行ってきました。
いつも行く川、まずは下流部から。風も少しあり、濁りもあったので、アピール重視と、派手ハデポッパーを打っていきます。
いきなり水面が割れ、針に乗った感が伝わったものの、ドラグがユルユルで、合わせが効かず、バラし。嗚呼嗚呼!!!!
デモでも、トップに出るじゃん!コレで、一通り流してだめだったらボトムに切り替える作戦はなくなり、トップオンリーでやることに決定。
一流しし、帰りながら、風も少し止んできたので、小型ペンシルにして打っていく。ルアーの後ろでモワンモワンが有ったものの、それ以上は起こらず、この場所は終了。

少し動いて、第2スポット。ペンシルにチュパッと出るものの、乗らず、魚が小さそうなので、さらに小型のペンシルに変更。でも乗らないが続き、この場所も終了。

また少し動いて、第3スポット。小型ペンシルに反応はあるもののルアーを触るまでには至らず、歩きながら打っていく。
日も傾きだし、風も止んで、絶好のトップ日和に。このあたりからチヌの反応もよりよくなり出した。でも食い込まない、少し触ってバレる的なことが続き、「こうなったら釣りまで帰れない」モードに。
その後何度か針掛かりするものの、晴らしが続き、ますます「帰れない」モード全開に。そろそろストレッチも終わりに近づき、「早く釣れてくれ~!帰りたい~」モードに突入。
・・・とやっていると、バシャッと出て、掛かった。やや送ってから慎重に合わせると、乗った!!軽めの引きだがチヌだ。バラしたら立ち直れない。慎重に寄せ、とにかく陸に引きずりあげる。キャッチキャッチ。リアフックが完全に掛かってる。ちっちゃいけど、やっととった1枚。嬉しい。ルアーは108円の何かわからないペンシル。

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今シーズン初トップチヌ。

先日のバスのアフターと言い、チヌトップと言い、今年は季節の進行が早いのか?
ま、トップでチヌが出るようになると、楽しい季節の到来ですね~!!