「ジギング」カテゴリーアーカイブ

釣りの奥深さ

先日ジギングに行った際お世話になった船長に、釣具店で偶然お会いして、その際に、先日の釣りについてお話を伺いました。
その日は、1人にアタリが集中してました。その理由を説明してもらいました。
使っていたジグはスローピッチ用の200g程度のもの。カラー云々ではなく、動かし方にキモがあったようです。

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スローピッチ用のジグは、それまでのジグに比べ、重心の位置やその形状から、フォールの時は左右にダートしながら横になってピラピラ落ちる。コレがフォール時にアタリの多い理由だそうです。ココまでは私も知っていました。
この日の話はここから先。この手のジグはジャーク(引き上げ)時にもジグが横を向き、左右に飛ぶそうです。そのときに、鋭くあおれば飛び幅が大きくなります。ただしこの飛ぶ方向を予測しコントロールすることは困難。船長曰く、フォール時に、魚はジグを見てる。または、着底音や砂埃で魚が興味を示し寄ってきている。そのときに、急にしゃくり、ジグが飛び、それが魚の方向に飛ぶと、「魚は逃げるモノは追って食うが、こちらに来るモノからは反射的に逃げるので、それでおしまい。」らしい。なので、第1しゃくり(?)はできるだけスローに、ゆっくりふわ~っと引き上げる。そうすると、横にダートせず、真上にふ~~っと上がってくる。それで「追い体制にさせといてから、しゃくって左右にダートさせる。」んだそうです。
そうか!と納得。そして、「どうしてその日に言ってくれなかったの?」と少し怒り。(笑)でも次へのやる気に繋がりました。次はコレを参考に大物ゲット!のはず。

もう一つ、船長は言いませんでしたが、この船にはスパンカが装備されている。ってことは風には立つ。船は風に立ちながら船尾から潮に流される。つまり、ポイントには船尾から入っていく。釣りしてるときに船長が「ココにストッパーが居るき」と言ったことにピンと来ました。全て船尾の彼の上手なジギングに魚が食っちゃったんだなと。次回は船尾から離れないぞっと!!

それにしても、ジギングひとつでも奥が深いんだなぁ~。そして、そういうティップをプロから聞けることも、遊漁の良さなのだと思った次第です。

次の機会は、ハワイ帰りの小笠原か、桂浜沖か?試してみます。

ジギング

土佐湾に1日船を出してもらって、ジギングに行ってきました。

狙いは、タイ、オオニベ、クエ、カンパチなど。
流行のスローピッチで挑みます。

04:45出港し南西に針路を取ります。海は凪の予報でしたが、思っていた以上に揺れました。おおよそ一時間航行し、第1スポット着。水深は約85m。130gのスロースキップの前後にフックを装着し、投入。魚探には良い反応が出ていて期待が持てます。まずは着底させスローにしゃくりピラピラッとフォールさせる。何度か底を叩き、少しリフトして、底から10mほどまで揚げてきて、またフォールさせるを繰り返す。しばらくやっていると、同船者がヒット。上げてくるとデカいエソ。少し期待外れ。また少しすると、「上げて下さい」と船長の指示。この間5分ほど。
船のプロッターを見ると、魚礁やハエの位置がぎっしり入っており、それを次々回る。攻撃的 な釣りの感じ。
2つめのスポット、操船しながら竿を出していた船長が少し緊張気味にファイトしている。しばらくたって上がってきたのはオオニベ。いきなりやってしまう船長。さすがです。
いくつかスポットを回るウチ、私にもやっとヒット。上がってきたのはデカエソ。嗚呼残念

何度か私にもイイ感じのアタリはあるものの、乗らなかったりファイト中にフックオフしたりで、なかなか思うような展開にはならず。その感じ同船者にもオオニベが来たりマダイやクエが来たりと、なかなか楽しい。
私にもレンコダイや小さなマダイ、そしてフグのダブルヒットなどがあり、そろそろ終盤。

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帰り基調で、先ほどより岸寄りを打っていく。とある岬の崎のハエ、私の竿に待望のグッと来るアタリ。頭を数回振り、じわーっと引く。それに耐え、根を切った辺りで首を2度ほど振られてフッと軽くなった。回収してみるとリーダーで切れていた。たぶん、丸呑みされて、先ほどの首振りにより歯で切れたのではないか?リーダーはフロロの40ポンド。コレでやられたら仕方ないかとも思えるが、かなり悔しい。アレが捕れてれば・・・とタラレバの世界。
その後別のハエに移り、アヤメカサゴを釣り時間切れで終了。

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帰港したのは18時。12時間以上しゃくり続けた腕はかなりの疲労度。
でも、心地よい疲れでした。

土佐湾でのジギングは何が来るかわからない本当に楽しいものでした。今回は残念ながらデカイのが釣れませんでしたが、機会があればまたやってみたいと思います。