月別アーカイブ: 2016年8月

船に乗ります。その前にこの夏を振り返ります

毎年のことですが、9月に入るとすぐ乗船です。2ヶ月で、ハワイに寄って帰ってきます。その間、このページの更新やメッセージへの返答が滞ります。ご容赦ください。

そして毎年この記事になると、夏の終わる寂しさに加え、乗船が近づいてくるという焦りにも似た感覚から少しブルーになってきます。

この夏、いろいろな釣りをしましたが、それらをまとめてみたいと思います。

この夏、新しく身につけたというか、開眼したのが、クロダイ釣り。
主に西日本で“チヌ”と呼ばれている魚はクロダイ・キチヌ・ヘダイが居るわけですが、普段私が狙って釣るのはクロダイとキチヌ。キチヌは普通キビレと呼ぶわけですが、今まで(この夏前まで)はチヌ釣りは、ほぼほぼキビレ釣りでした。キビレはデカくなっても50cmくらい。レギュラーサイズは35~40cm。これに対してクロダイはデカいのは70cmが居るらしいし、パッと見60cmはあるよ~ってのは見たことがある。
毎夏、チヌ釣り大会があり、参加してますが、今までやってたキビレ中心の釣りでは、なかなか上位に行けない。クロダイのデカいのをボンと入れられると太刀打ちできない。しかし、自分の持っているチヌ場はキビレばっかり。たまぁに新しい場所を開拓に行くも、思わしくないことが多い。
この夏は仲の良い釣り友から、クロダイの釣れる場所を教えてもらい、行ってみると、いきなり釣れた!
だいたいその釣り場やルアーとは相性があって、合う合わないは1発で決まる。
この場所は相性が良い!しかも今までのチヌ釣りは、トップにしろボトムにしろブラインドでやってたわけですが、今回はほぼほぼサイト。ルアーへの反応が丸見えなのでコーフンMAX&勉強になる。
結局この辺りのスポットでは計っただけで、50 50 48 46、5 46 と、キビレではなかなか出ないサイズを揃えることができた。釣り友には感謝感激です。
そして一つ成長できたような気がします。

この夏、ってか今年に入って、すでにアカメを3本上げてます。このページを始めてから初めて、年に複数のアカメを釣った。そんな中、油断というか雑なことをしてしまった反省を・・・
物事には流れとか運ってのがあって、それにうまく乗れるかどうは、不断の小さ積み重ねと、ミスをいかに削いでいくかが大切かなと…
いきなり何を書いているのかというと、先日バラしたのデカいヤツをまだ引きずってるわけです。
あれは魚体を確認したワケじゃないけど、はたぶんアカメだと思うんです。今年は皆が言う“アカメの当たり年”。私にも4月から釣れ始め、ここまで3本。しかし、3本目以降、ジャンプでバラシ、合わせが早すぎて乗せられずと続き、デカいのに2回ぶっちぎられ、チェイスをバイトに持ち込めなかったこと2回。とコンタクトにまでは行けてるのにキャッチできないが続いてる。
思い返せば、3本目を釣ったあと、4本目となるヤツをジャンプでバラしたのが、ズルズルのきっかけかなと。3本目がいいサイズだったので、4本目を掛けた瞬間「ちっちゃいや」と、やや雑にやっちゃった。で、バラしちゃった。この時は勢いもあり、「まだまだイケるぜ」だったのが、その後ガタガタと崩れ出し、今日にいたると。スポーツでも1つの小さなミスで流れが変わり、気付くと取り返せなくなっちゃう。
あ~~ココまで書いてクドいな~と思うのですが、消すのも勿体ないので、自分に言い聞かせる意味で投稿します!
先日バラしたっていうのの話は・・・干潮を狙って昼練。午前中に攻めたいつもの放水口、ファーストミッションは、朝練中に捕虜になったエース君の救出。無事任務完了。しかし魚は釣れない。

160829_1018
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第二放水口に移動。出てる出てる。ここは先日80超えのアカメを釣ったところ。その時以来の出水確認。しかし軽いあたりはあるもののそれ以上なく、ふと目をやると、なにかの尾びれがヒラヒラ。よぉく見ると、切れ込みがない。扇のような・・・ってアカメじゃん!!テーリング中のアカメは釣れないって聞くけど、とりあえず投げてみる。反応なし。数投目、体に触れちゃって、逃げちゃった。ちゃんちゃん。
そこで、あまりに釣れないし、最近釣ってないので、カニをジグヘッドにつけて、カニング。するとさっきまでの渋渋はどこに行ったと思うくらい一気に持っていくアタリ。久しぶりに魚キャッチ。

160829_1100
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その後続かず、移動。少し上流。ここではドライブシュリンプでキャッチ。

160829_1114
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アタリも遠のいたので、はじめの放水口に戻ってみる。まだ水は出てる。
色々ルアーを変えてやってみる。私には珍しくミノー(阿修羅F)をつけた2投目。テトラの際で水がモワン!と同時に強い引き。何かわからないけど、デカイ。そしてすごいランが始まるが、何かに掛かったような感覚。無理せず出す。何度も何度も走る。寄せては無理せず出すを繰り返す。しばらくすると、ラインの先にロープが浮いてきた。これをくぐってる。で、見ると、そのロープで折れ曲がって、魚の引く方向と、ラインの出る方向が全然違う。何度かロープを外そうとするするも外れず、魚はどんどん走る。魚が止まったと思ったら、全く動かなくなった。「ヤバ、何かに巻かれたかな」と思い、何度も引っ張ったり緩めたりするが全く動かない。5分ほど待ってみても動かない。ままよと強めに引っ張ると、ラインブレイク。この夏ここで、2本目のデカいのバラシ。悔しすぎる~~~~!!
これで気持ちが切れて、終了。
あ、その前に、帰ってきたエース君は仁属されました。殉職されました。嗚呼

新場所開拓

残暑・猛暑・酷暑です。当然昼間は釣りに行けません。死ぬかもしれませんから・・・

で、朝夕の短時間決戦で出たりしますが、オリンピックで夜更かしして、明け方を狙うとこれもかなりキツイ。そんなこんなで、あまり良い釣果にも恵まれず、しばらく放置してしまいました。

今朝は新しい場所・・・というか、以前何度か下見し、魚影の見えた場所に。潮は満ちで、かなり高め。堤防の先端は川のような流れ。その下に黒い魚体がチラチラ。サイズも55~60クラスもいる。

あ・・・チヌってか黒鯛ですよ。

魚影の沖を目指して投げてみるも反応はなく、何度かダツがルアーに付いてきただけ。
とある島の横にうまく着水したラウダーを1~2度ポップさせると、逆光で見辛いが、いきなり強い引きに。潮も速く、根もたくさんあるので、やや強引に寄せてくると、なかなかイイサイズ。ネットインして計ってみると・・・48。チヌダービーには50を2枚入れているので、入れ替えならず。
ま、イイか。

160823_0740
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小さな場所なので、背景はぼかします。
これは場所隠しっていうより、他の人に迷惑がかからないように。だって、ココに通ってる人もいるだろうし、ゴミのこととかもあるし。寂しいことだけどそうさせてもらいます。

クロダイ釣り

地元岡林釣り具様開催中のチヌフォトダービーに参加しているので、デカいチヌを釣りたい!と色々やってみたモノの、なかなかイイサイズに巡り会わない。

普段やる場所は基本キビレが多く、レギュラーサイズは35~40。荒れた後などに45超えも出るが、50を2枚揃えるのはまず無理。

フォトダービーのルールはルアーで釣ったチヌ2枚の長さを競う。毎年の記録を見ると、黒鯛2枚を入れて、100センチオーバーで優勝が多い。そして釣れた場所を見ると宇佐であったり浦の内であったり。

たまに浦の内に行って覗いてみると、デカチヌ(60クラス)が泳いでおり、ちょっかい出してみるモノの無反応または逃げるヤツばかり。で、諦めて、2枚で90いけばイイかみたいに落ち着いていたりもしました。

しかし、今年の夏、親しい友人が「浦の内で50超え連発」なるメールをくれ、場所も明かしてくれた。
そこまでされてはと、出掛けてみると…

水曜朝、友人より「また釣れましたよ~~!50超えが2枚」というメールが。で、出撃。着いてみると、真夏の真っ昼間のド干潮というあまりイイ条件ではないモノの、シャローをうろつく黒鯛がかなり居る。友人はワームの落とし込みで釣ったというものの、私にはその釣り方は難しすぎる。で、まずはベントミノーでやってみる。その2投目、ガッっと止められるアタリがあり、でもそれだけ。しかし、今ので感じがつかめた。ブラインドでのアタリだったが、喰ったのは激シャロー。そこから同じようなところを打っていく。しかしここからずっと反応のないままシャロー終わり。そこからルアーをバジンクランクに代えて返していく。戻りのシャローもそろそろ終わりだなぁと思った辺りでコッとアタリがあり、グッと乗った。引きはそこそこ強いが、ラインにも余裕があるし障害物も無いので、バレないように慎重に寄せる。真っ黒なイイサイズ。ネットで掬う。デカいじゃん!
大会なので慎重にメジャーをあてると…
んんん46、46、5かな。キビレではなかなか出ないサイズ。

160803_1322
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次の1投にもコッ でも乗らず、サイレントバジンにしてカラーも変えてみる。すると軽く乗ってエバ。

160803_1409
160803_1409

しかしその後続かず、対岸に移動。
堤防の上から覗くと、居る居る。黒いのが。
階段を降り、堤防に沿って打っていく。だいたい100メートルに1回くらいの割でルアーに反応があるもののヒットまでは行かず、グルーっと回って湾最奥まで。
と、そのワンドの真ん中あたりで魚っぽい反応が。でもバジンでは届かない。水面は静かなので、飛びの良いアームズペンシルに変更し、思いっきり遠投。着水後数アクションでルアーの後ろに波紋が。さっきまでの感じで、止めない方がイイかな~だったので、ペースを変えずにドッグウォークを続けると、波紋も着いてくる。暫くしたら、ゴバッと水面が割れ乗った!と同時に強い引き。寄せてくるとさっきと同じサイズ。ネットで掬って計測。46センチ。

160803_1513
160803_1513

今日だけで90超え。
戻り気味に打っていくと、反応はあるモノのストライクまでは行かずが続き、最初の場所に。さっきよりはだいぶ水が来ている。また風も強まってきたのでポッピーに変更して数投目、ドッパーンとデカいのが出たモノの乗らず残念。あれは今日イチだったなぁと思いながら反対側に投げると、またドカン!これは乗ったが、やや軽い引き。上がってきたのはキビレ。ここにもいるのかぁ。

160803_1641
160803_1641

で、打つところもなくなったので終了!

木曜朝、昨日よかったので、調子こいて再出撃。朝から昨日の場所に入る。水はほぼ満潮。スロープまで来ている。そしてシャローを覗くと黒いのがあちこちしている。しかしゴミや芥も浮いており、少しやりにくい。まずは魚が見えたアタリに、といっても激シャローなのでサイレントバジンクランクの小魚っぽいカラーにしてナチュラル目に投げる。うまく魚の向こう側に落ちた。引いてくるとアクタの中に突入。その瞬間ドバ!でも乗らず。
しばらく様子を見ていると、2匹黒い影が見えた。距離的にも届きそう。投げると、ちょうど2匹の間のライン上に落ちた。スロー&ステディーに引いてきて、ちょうど魚の上を通過した時、1匹が反応。後ろから追いかけ、チュボ!クロダイはどうも吸い込みバイトっぽい音を出す。で、乗った!!引きは強いが、障害物もなくラインもそこそこ太いので、安心して寄せてくる。近づくと以外にデカイ。ネットに入れてみるとなおデカく見える。早速計測すると、50。やったやった!バジンで50釣ったぞ!

160804_0839
160804_0839

朝一良いのが釣れて気が抜けたか、その後はズ~~~~~ッと打っていくモノの、釣れないが続き、神社の前まで行くと、それこそ60を超えるようなヤツが何匹もウロウロ。一度は反応したものの、乗らず、結局魚も見えなくなって終了。
あの見えるデカイのをそうしたら釣れるかはなかなか難しい問題ですね~
その夜は久しぶりに雷雨があり、そこそこ降ったところもあったので、金曜朝は浦戸湾にアカメ狙いで出撃。しかし思っていた出水はなく、色々やってみたものの、何もなく終了。

土曜は講習会。途中、探していたルアー(ラウダー)が買えるようになったと、岡林釣り具様から連絡があり、帰りに購入。

160806_1741
160806_1741

日曜、もうラウダーを使いたくて仕方がない。で、講習会の前に出撃。ワン最奥のワンド、レジャー施設のロープに着いているのを前に確認していたところ。初陣ということで、まずは釣りたい。もうそれを結んで、もう1つをポケットに入れて、網を担いで始める。
湾の一番奥の流れ込み。一度魚が反応したものの乗らず。そのまま回って、ロープ沿いに投げて、パコパコ引いてくる。・・・と、ラウダーの後ろにもやもやができ、ドバッと出た。でも乗らず、その後もステイさせたりしたものの、それで終わり。そこからズ~~っと打っていったが、何か魚が明らかに減った感じで何もなく、戻る。で、また、ロープの所、「もう出ないよなぁ」と半分諦め気分で投げる。パコンパコンと引いてくると、いきなりバシャ!出た!!でも乗らない。そのままパコンパコン。チュバ!!と出て乗った~~~!!
魚はロープに絡めるように走るが、それをうまくかわし、岸際に誘導。わりとデカイ。「これバラしたら大変だぁ」とややビビるものの、うまくネットイン。しかし、メジャーも何も持ってきていない。車まではわりと近いので、戻り、計測する。ラウダーで初めて釣った魚だし、手が震え、汗が噴き出す。メジャーをあてると・・・・50だぁ!!

160807_0727
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ダービー的にはコレで50が2枚揃って初めてメーター台に乗せられた。しかも両方OSPだし、非常に嬉しい。しかもラウダーだし。あちこちにメールしてしばらく落ち着くのを待ち、講習会場に向かう。

ではでは、OSPファンとして、ラウダーのインプレッションを。以前並木さんとは、チヌをポッパーで釣る時にテールフックの羽が要るか要らないかのお話をしたことがあって、私は「羽の抵抗で飛距離が落ちることがある。テールでの誘惑よりも飛びが大切。また、羽バイトもあり、ない方がチヌにはイイ」と答えていました。そのときには「OSPでもポッパーを開発中です」ということではなかったようですが。それから数年経って、コレが出てきたわけです。テールには羽がつています。しかしバス用ですので、コレでイイと思います。
で、購入して投げてみると・・・よく飛びます。羽があってもなくても関係ないくらい飛びます。そして使ってみて一番心地良かったのは、フロントフックにリーダーが絡まないこと。コレ、ポッパー界では特筆すべきことではないでしょうか?せっかく良いところに入ってもフロントがリーダー拾っちゃうとそれでそのキャスト終わりですから。気分よく、テンポよく釣りする上で凄く大事なことだと思います。また、フックも纏わり付くようなバイトでも刺さりそうな感じで、ナイス。さすがはOSP、トータルで非常に使いやすい。しかもすでに実績も上がっている。そして待望していたポッパーですから、これから1軍に定着どころか、エースとして活躍してもらいます。

そして、黒鯛を狙ってみて感じたこと。キビレとの比較中心に。
黒鯛が10匹見えたとして、そのうちルアーに反応してくるのは1匹か2匹。多くはガン無視か、近くを通すだけで逃げていく。デカイのほど逃げ率とその距離が遠くからみたいな感じ。
キビレと比べ、ルアーへの反応は遅い。
キビレと比べ、何度もルアーに出ることは少ない。
キビレと比べ、吸い込みバイトが多い。
キビレと比べ、ルアーを止めると反応が終わることが多い。
ただ、長時間止めていると、かなり遠くから酔ってくることも多々ある。

以上のことから、黒鯛を(トップで)釣るには、ロングキャストし、スローでステディーなリトリーブを行い、反応があっても止めないで誘い続ける。一度出て、次に反応がない個体はしつこく狙わず、スルーして時間をあけて打ってみる。まだまだそんなに釣ったわけではないので、勝手な書き方になりますが、今掴んでいるのはこんな感じ。
あ!あと、トップに反応するのは激シャローの個体が多い。