初めて釣ったブルーギル

ブルーギルという魚が居ると初めて聞いたとき、なんてカッコイイ名前の魚なんだ!と感動したことを覚えている。今のように害魚、外道扱いされるずっと以前の話。
そして、ブルーギルが釣れるのは、当時、伊豆の一碧湖と、宮崎の御池、鹿児島の薩摩湖等、限られたところという印象だった。それくらい情報もなかった。
家族旅行で伊豆に行ったときに一碧湖で挑戦してみたが、釣れなかった。

高校2年の夏、仲良かった仲間と「青春18切符」を使って九州を1周しようという旅行企画が盛り上がり、ついには実現してしまった。その中で、どうしても薩摩湖に行きたい自分はその日だけ単独行動をとって、薩摩湖畔に立った。薩摩湖は池かと思うくらい小さな湖で、ほぼ1周歩くことができた。バス狙いであちこちして、1カ所だけ、魚が水面まで浮いてきたが、それ以外は何の反応もなく、半分諦めていた。湖畔に座りながら、水面をボ~~~っと眺めていると、ポチュッと水面が割れた。何だろう、近くをよく見ると、なんだか青白いヒレの魚がフラフラ泳いでいる。「もしかしてブルーギル?」と思うと、居ても立っても居られなくなり、でも、魚のサイズが小さいのでルアーでは無理と判断し、ウキと袖針と、カミツブシを見つけ出し、ルアータックルの先に結んだ。餌は、近くを掘ると運良くミミズが出てきた。これを小さく切って針に刺し、少しキャストした。ウキが馴染んですぐ、ス~~~ッと引き込まれた。竿を立てると、ククッと小気味よい引きが来て、キャッチ。見ると、ブルーギルだった。「やったやった!ブルーギル釣ったぞ!!」と、今では考えられないリアクションだった。その後入れ食い、ミミズがなくなるまで10数枚釣った。それくらい釣ると、簡単に釣れるだけに、さすがに飽きた。

30年を経て、薩摩湖を訪れてみると・・・写真だけ。

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中身はまたの機会に書きます

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