月別アーカイブ: 2015年12月

シーバスの季節

年中釣れる魚なのでしょうが、私的には冬に釣りやすいといいますか、よく釣ります。

春、 ボラの稚魚を食ってるヤツはなかなかヒットさせられない。たまぁにはぐれたヤツが釣れる程度。
夏、川に上がったのを狙ったりしますが、この時期はチヌとアカメをメーンに・・・
秋、今の生活パターンでは秋には日本にいない。
冬、晩秋から初冬にかけ、一度ビシッと寒くなってからがよく釣れ出す印象。

その冬の釣りがやっとできました。
今年(2015年)は暖冬といわれ、12月に入っても暖かな日が続き、私もバスをトップで釣ったりしてました。

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ここ数日、寒い日があり、雨もあり、船を車から降ろし、オカッパリすることを決心してシーバス&チヌにターゲットにして出ることが増えました。
いつもはじめに様子を見に来る裏戸湾の排出口。いい具合に水が出ており、先行者も居ない。時間帯も夕まずめに向かい、絶好のチャンス。急いで準備して降りる。
様子を見ていると、ライズが出だした。ライズしているシーバスは場合によって超簡単に釣れるか、もの凄いセレクティブかの事が多い。よく見ると、どんな魚を食っているのかが見合えるときもあるが、今日はわからない。とりあえず、ロッドに着いていたポップXでやってみる。ポッピングというより首振り中心で早めに引いてくる。バショ!出た!!!でも乗らない。しかし1回切り。同じラインにもう1投。出ない。ルアーをベントミノーに変えてみる。出ない。
ここで狙いを変えて、流れに沿ってiウエーバーをナチュラルドリフトさせてみる。水面に波紋を残すまで来るけど食わない。
こうなると、伝家の宝刀、スラッシュペッパーのリフト&フォール。着底後ブルブルッと引き上げ、ゆっくりフォールを繰り返す。調子が良ければゴン!と来るはずなのに、ダメか・・・と諦め半分に回収リトリーブ。ルアーが水面に出る直前に下から湧いてきて、大口で吸い込み反転!!合わせるといきなりジャンプ!!ちょいデカイ感じ。慎重にやりとりするが、ラッキーなことに障害物方向には行かず、何とかキャッチ。

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ここまでの感じで、今日はわりと何にでも反応あり。スラッシュペッパーをもう一度キャストし、リフト&フォールしていると、ゴン!しかし、前のファイトでドラグをユルユルにしていたためアワセは効かずバラし。
その後スラッシュペッパーへの反応はなくなり、サミー65に変更。1投目出た!乗った!小さい。
コレは無事キャッチ。サミーへの反応は1度きり。

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ちょい潜らそうと思い、もう一度ベントミノーに変更。水面をチャッチャと引いたあと、グ~~~ッンと引いて、少し潜らせ引いてくると、ガ!止められてヒット。キャッチ、小さい。

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反応はこれきりで、その後ルアーをとっかえひっかえするモノの、なかなか反応を得られず、暗くなってきた。
タックルボックスを開き、少し離れてみて、見やすいルアーを使ってみることに。
まずはベントミノーのクラウンカラー。連続ヒット&キャッチ。乗って来たぁと思ったらその後反応なし。

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ベントミノーのただ引きでは水中でのアピールが足りないかなと思い、タックルボックスの中でボーっと光るノーネイムミノーにしてみる。
1投目、ガ!!と止められて、サイズアップ。キャッチ。

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2投目、またヒット&キャッチ。
その後、アタリやバラしが続き、ついには反応も途絶え、ルアーを変えても何もなくなり、終了。

今日はわりと釣れた方ではあるモノの、ハメた!感はなく、いまいちつかみきれない感じ。ルアーを変えた1投目にはそれなりに反応はあり、なかなか難しいなぁと思った日でした。

それでも、寒くなってルアーへの反応が良くなるシーバスさんは頼もしい存在で、しかも、うまくいけばメーターなんて事もあるので、年明けまでやってみたいと思ってます。

雷魚が増えた

よく行く十市の池で、ここ数年雷魚が増えたように思います。

十市の池は、10年ほど前の台風で、池の水位が一気に上がり、繁茂していた蓮が水面下に。その影響で、ほとんどの蓮が枯れてしまい、今では岸際にほんのわずかに残っている(コレも有志による保護や増殖のおかげ)程度で、見る影もない。それまでは、真ん中の深い部分を別にすると、水面を探すのが難しいほど。そういう状況は、勝手な素人判断で雷魚の楽園のように思えるのですが、その頃より雷魚がよく釣れるようになったなぁと、思っています。釣り方が変わったとか、そういうのもあるかもしれませんが、池全体に雷魚が多いなぁと感じるわけです。十市によく来る友人たちに聞いても、「よく釣れるようになった」という反応が多いです。なぜでしょう?今の環境の方が雷魚向きなのかも?一時減ってしまったのに、また復活してきてることは、まぁ、喜ばしいのではないでしょうか?外道で釣れるとやっかいな面もありますが、本気で釣るとなるとなかなか好敵手というか、難しい面がある魚ですし、魚の動きが速く瞬発力がすごい。何よりデカくなる。

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私はバス釣りをしているので、雷魚は外道ということになるのですが、バフッという捕食音からジャンプしたり回ったりする雷魚のファイト、嫌いじゃないです。しかし、デカイのが掛かっちゃうと、バス用タックルではなかなか寄せられず、バレるのはまだマシですが、ラインブレイクが辛い。雷魚の口にルアーを残しちゃった嫌悪感と、ルアーが無くなった喪失感。だいたい、一番お気に入りのルアーから使ってるわけですから、無くなったらイタイ。増えてきたという雷魚ですが、それで死なせてしまっては・・・来シーズン以降、十市でバス釣りするときは、「雷魚もそこそこ釣れる」を前提にタックルを組むことが必要かな?特にラインはそれなりに太いモノを使うのがよさそう。

 

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たまにですが、雷魚バリバリのタックルを振っている人も見かけます。そういう人のラインは細紐のよう。
もう一つ、雷魚がやっかいなのは、取り込んでから、ぐりぐり回ってなかなかフックを外させてくれないことと、ガッツリ閉じて、なかなか口を開けてくれず、無理矢理口を開けようにも何か道具がないと怖くって・・・そうこうしているうちにフックが折れちゃったり伸びちゃったり。スピナベなんかそれでワイヤーをギョニュグニュにされたり・・・

で、ここ数年よく釣れるようになった雷魚ですが、私なりに考察を・・・
雷魚というとフロッグのイメージがあるのではないでしょうか?そのせいかどうかは解りませんが、雷魚、フロッグをよ~く見て、戻っちゃうことが多いような。スレてしまっているのかな?あの動きや形に飽きちゃってるのかな?とも思いますが、それより何より、わりと蛙より魚が好きなんじゃないか?と思うことがあります。蓮の無くなった十市の池で、主にバス用に使っているのはクランクベイト、バスベイト、スピナーベイト、ウイードレススプーン。コレらにもの凄い勢いで出る雷魚が居るんです。ウイードレススプーンなんて、それなりの高速でバンバン引いてくるのですが、それを引ったくっていったり。フロッグをスローに、チョンチョンとやって食わせる、動きの遅い魚というイメージでいるとビックリするような早さを持っています。ま、当然ですよね、自然界で生きているフィッシュイータの魚なのですから、餌より早く泳げなくては死んでしまいます。
本題に戻しますと、フロッグで、あれほど苦労する雷魚も、クランクやスピナベではわりとイージーに釣ることができる。それはキラキラ動くモノへの反応ではないかと思うのです。クランクなら、それにラトル音もあると思います。場所も、完全なオープンウォーターに居たりもする。今まで語られてきた雷魚のイメージをもう少し、バスよりにシフトすると、イイ釣りができるかもしれません。
但し、コレはもしかしたら雷魚界のタブー破りになるのかも・・・・
「雷魚というのはリリーパッドなどの非常に厚いヘビーカバーのなかで、ゴッツいタックルを使い釣るもの!」みたいな不文律があるなら、雷魚釣り好きの皆さん、すみません。私が勝手に思っている雷魚のイメージを書いてしまいました。

上にも書きましたが、魚がデカくなり、ファイトもバスに比べ瞬発力が強いので、バスタックルでやっているとラインブレイクが起こりやすいです。なので、私の自戒も含めて、雷魚の居るフィールドでそれなりの可能性があるなら、太いラインを使いましょ!来シーズンからは私も実践します。

クランキン クランキン

今年はずっとバス釣りをやってます。
ここ数年はバスのいい時期はバス釣り、バスが釣りぬくくなると、シーバスやチヌを中心にやってま した。
今年は暖冬と言われ、12月に入ってもそこそこバスが釣れており、しかも釣りに行く毎に次への課題が見つかったりして、また行くみたいなノリになってます。

私がバス釣りで主にやるのはクランベイトの釣り「クランキン」です。投げて、巻いて、投げて、巻い て・・・・いきなりゴン!みたいなのが刺激的で、気に入ってます。もちろんワームやジグの釣りのライン がス~~~ッと走る瞬間も捨てがたところではありますが・・・

ただ、クランキンが私の性に合っているというか、楽ちんってのがあります。で、釣れるから使う、使 うから釣れるという好循環でどんどんハマって行くわけです。ハマっていくと、使い方にも深さという か、ちょっとしたコツがわかってくるというか、引き出しが増えていくというか、気付きがあります。気付 くとそれを証明したくなり・・・・みたいな感じです。
クランキンのいいのは、泳層が調節しやすい。スピナベのようにシビアでなく、ただ一定スピードで 引いてくればそこそこのラインをキープしてくれる。

よく行く十市の池でのクランキンについて考察していきます。

十市の池のように浅いところであれば、底(藻面)に当たるか当たらないかギリギリを泳ぐクランクを 見つければ一日それを引いて、あとは微調整みたいな。
で、極論を言うと、私の釣りは一番上か一番下か。つまりトップで釣るかボトムで釣るか。一番単純 でわかりやすい。「ミドスト」ってやりきれない、ってかキチンとできてるのってすぐに思っちゃう。それ なら水面か底をキッチリやる方がわかりやすい。もちろん水面と言ってもサブサーフェス(30cmくらい)も含むし、ボトムから一跳ねもさせる。

自宅が高知市にあり、一番手軽に行けるのが十市の池。スロープもしっかりしており、カートップの ボートも降ろしやすい。この池、長老によると、昔は1まわり小さかったみたいで、昔の池部分がブレ イクとなり、ここからが深い。深いといっても最深部は4mくらいかな?その外側はホントに浅くて、エ レキを一番上げても引っかかる。私はマウントに空き缶はさんで斜めにして激シャローに侵入しま す。
そんなシャローで活躍するのがサーフェスクランクたち。ノーネイムサーフェス、バジンクランク系、 サブワートフットルースワンマイナス・・・・私が思う「潜らない順」で並べてみました。

 

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たまには雷魚も

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バジンで
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フットルースで
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サブワートで

十市の池はそのシャローに時期になるととにかくウイードが茂ってくる。水面まで出るのもあるし、 水面下ギリギリまで来るのもある。水面と藻面の距離により、どれくらい潜るサーフェスクランクを引く かを決めます。そして、多少藻を拾っても動きが落ちないモノがイイ。敢えていうなら、ワンマイナスは 藻を拾っちゃうと全然動かなくなる。だから出番も少ない。それ以外、ここに上げたモノはそういう使い 方でも大丈夫。
シャローに居ないな(少ないな)と感じたら次はブレイクを打っていく。ヘラ釣りのおんちゃんが、ブレイクに沿って杭を打ってくれているのでそれを目印に、あとは経験を加味してブレイクを探る。もちろん杭に着いているときもあるけど、それよりもブレイクのショルダーか、その下か、それとも上の方に いるか、釣りながら探っていく。十市でのブレイクは1m~2mくらい。そこでボトムに丁度コンタクトする程度潜るシャロークランクを選ぶ。信頼しているのはノーネイム系ブリッツ。ほぼこの2種で対応してます。
それより深いと感じたら、ミッドダイブクランクより先にまずはフラット系を入れていく。フラットサイドクランクはだいたい2.5mと思って引いてくる。ここではノーネイムフラットHPFクランク

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ノーネイムフラットで

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それより深いと判断したら、ワーム、ダウンショットで底を小突く。この「ディープ」の釣りも今年に入ってやり始めたこと。友人や他の船が私がクランキンで苦戦する横で、イイのをポンポン上げるのを見て試したら、それなりに釣れたってのが始まりでした。ただ、この釣り、私的には釣れてないと続けられない。クランキンのようにアタリなしで2時間でも引き続けられるわけではありません。信頼感というか自信の問題なのでしょう。

クランキンに戻します。フラットサイドより深いとなると、十市ではクランキンやりません。ってか、2.5mより深いところは極端に少ない。ですので、サーフェスクランク→シャロークランク→フラットサイドクランク これだけあれば十市でのクランキンはなんとかなります。他の釣り場でも、ほぼこのローテーションでやって、どうして持って時にはディープクランクを入れますが、ディープクランクを入れるなら、バス釣りならワームやるかな。ここ数年、ディープクランクは「アカメ用」になってます。

十市の池のシャローにはGW頃よりウイードが茂ります。そして11月頃より落ち始め、年末にはホテイばっかりになってしまいます。それでもヒシモの根っこなどがシャローに残り、そこにバスが入っていたりするので、それがあるうちはシャローでサーフェスクランクが効くのですが、根っこをカモなどが食べてしまって、底が更地になると、シャローを諦めざるを得なくなり、ブレイク前後の釣りに移る感じです。

ブレイクから魚が居なくなるといよいよディープの釣りに行くんでしょうね~?・・・というのは、そういう釣りをしたことがないから「?」です。