雷魚が増えた

よく行く十市の池で、ここ数年雷魚が増えたように思います。

十市の池は、10年ほど前の台風で、池の水位が一気に上がり、繁茂していた蓮が水面下に。その影響で、ほとんどの蓮が枯れてしまい、今では岸際にほんのわずかに残っている(コレも有志による保護や増殖のおかげ)程度で、見る影もない。それまでは、真ん中の深い部分を別にすると、水面を探すのが難しいほど。そういう状況は、勝手な素人判断で雷魚の楽園のように思えるのですが、その頃より雷魚がよく釣れるようになったなぁと、思っています。釣り方が変わったとか、そういうのもあるかもしれませんが、池全体に雷魚が多いなぁと感じるわけです。十市によく来る友人たちに聞いても、「よく釣れるようになった」という反応が多いです。なぜでしょう?今の環境の方が雷魚向きなのかも?一時減ってしまったのに、また復活してきてることは、まぁ、喜ばしいのではないでしょうか?外道で釣れるとやっかいな面もありますが、本気で釣るとなるとなかなか好敵手というか、難しい面がある魚ですし、魚の動きが速く瞬発力がすごい。何よりデカくなる。

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私はバス釣りをしているので、雷魚は外道ということになるのですが、バフッという捕食音からジャンプしたり回ったりする雷魚のファイト、嫌いじゃないです。しかし、デカイのが掛かっちゃうと、バス用タックルではなかなか寄せられず、バレるのはまだマシですが、ラインブレイクが辛い。雷魚の口にルアーを残しちゃった嫌悪感と、ルアーが無くなった喪失感。だいたい、一番お気に入りのルアーから使ってるわけですから、無くなったらイタイ。増えてきたという雷魚ですが、それで死なせてしまっては・・・来シーズン以降、十市でバス釣りするときは、「雷魚もそこそこ釣れる」を前提にタックルを組むことが必要かな?特にラインはそれなりに太いモノを使うのがよさそう。

 

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たまにですが、雷魚バリバリのタックルを振っている人も見かけます。そういう人のラインは細紐のよう。
もう一つ、雷魚がやっかいなのは、取り込んでから、ぐりぐり回ってなかなかフックを外させてくれないことと、ガッツリ閉じて、なかなか口を開けてくれず、無理矢理口を開けようにも何か道具がないと怖くって・・・そうこうしているうちにフックが折れちゃったり伸びちゃったり。スピナベなんかそれでワイヤーをギョニュグニュにされたり・・・

で、ここ数年よく釣れるようになった雷魚ですが、私なりに考察を・・・
雷魚というとフロッグのイメージがあるのではないでしょうか?そのせいかどうかは解りませんが、雷魚、フロッグをよ~く見て、戻っちゃうことが多いような。スレてしまっているのかな?あの動きや形に飽きちゃってるのかな?とも思いますが、それより何より、わりと蛙より魚が好きなんじゃないか?と思うことがあります。蓮の無くなった十市の池で、主にバス用に使っているのはクランクベイト、バスベイト、スピナーベイト、ウイードレススプーン。コレらにもの凄い勢いで出る雷魚が居るんです。ウイードレススプーンなんて、それなりの高速でバンバン引いてくるのですが、それを引ったくっていったり。フロッグをスローに、チョンチョンとやって食わせる、動きの遅い魚というイメージでいるとビックリするような早さを持っています。ま、当然ですよね、自然界で生きているフィッシュイータの魚なのですから、餌より早く泳げなくては死んでしまいます。
本題に戻しますと、フロッグで、あれほど苦労する雷魚も、クランクやスピナベではわりとイージーに釣ることができる。それはキラキラ動くモノへの反応ではないかと思うのです。クランクなら、それにラトル音もあると思います。場所も、完全なオープンウォーターに居たりもする。今まで語られてきた雷魚のイメージをもう少し、バスよりにシフトすると、イイ釣りができるかもしれません。
但し、コレはもしかしたら雷魚界のタブー破りになるのかも・・・・
「雷魚というのはリリーパッドなどの非常に厚いヘビーカバーのなかで、ゴッツいタックルを使い釣るもの!」みたいな不文律があるなら、雷魚釣り好きの皆さん、すみません。私が勝手に思っている雷魚のイメージを書いてしまいました。

上にも書きましたが、魚がデカくなり、ファイトもバスに比べ瞬発力が強いので、バスタックルでやっているとラインブレイクが起こりやすいです。なので、私の自戒も含めて、雷魚の居るフィールドでそれなりの可能性があるなら、太いラインを使いましょ!来シーズンからは私も実践します。

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