ハワイのピーコックバス

前にも初ピーコックのことは書きました。
その後、ハワイに行く機会も増え、できる毎にハワイでピーコックバス釣りをやってます。

ピーコックバスの魅力は、まずはアマゾンでないとなかなかお目にかからないのに、ハワイで釣れること。今ではフロリダや台湾にもいるらしいが・・・
トップによく反応すること。でもなかなか乗らなかったり・・・
引きが強いこと。派手なジャンプをすること。
釣り方が色々あること。
そんなところでしょうか。

初めての時から今までに、6度、ガイドをしてもらってます。
様々なことがあり、一番良い時間帯である早朝を狙うことができないハンデもありますが、今までボウズはありません。
いくつか印象的な場面を書きます。
2度目にガイドしてもらったとき、前回がコーヒーでコンディションが良くなかったのと、初めてで何もわからなかったのと、タックルがレンタルだったのをふまえ、自前タックルで臨みました。水はステインでイイ感じ。スロープからしばらく走った広い水域に着くと、ライズが結構ある。それをめがけてスラッゴーを投げるが、あまりヒットしない。仕方がないので、日本で自信のあるポッパーを投げると、ヒット。ガイドも驚きの声を上げる。そして、ピーコックとチヌの共通性を認識した。「ピーコックはチヌだ!」日本のチヌ釣りのやり方をスピーディーにアジャストすればピーコックにハマることが判った。そして前回は全く見えなかった、この湖のメーンベイト“シャッド”をみることができた。大きさは2インチくらいの少し平べったい魚。そして、ガイドが言うには「ピーコックは魚しか食べない。もっと言うとシャッドしか食べない」つまり、シャッドに似たルアーが有効ということ。そうなると日本にある一番小さいサイズのシャッド、たとえばハイカットだとかマイティーペッパーの一番小さいヤツが有効。ワームもできればそのサイズに合わせたらいい。そんなことがわかった。複数回やることで理解が進んだ。

この湖にはピーコックバス以外にレッドデビル、ラージマウスバス、スモールマウスバス、ニードルフィッシなどルアーの対象となりやすいものと、プレコなど対象となりにくい魚も住んでいる。
ピーコックが釣れない時間が続くと、つい手を出したくなるのがレッドデビル。名前は怖いが、日本のギルみたいな位置づけ。外道扱いされる。そして臆病で、大きなルアーをなると逃げるが、小さいルアーのはちょっかいを出してくる。そしてオレンジ色でよく目立つので、ついついてがってしまう。

最初の時に衝撃を受けたシルバーミノーの釣り、倒木の根元近くにできるだけタイトにキャストし、そのままフリーフォールさせ、着底後一気にファーストリトリーブするというもの。その速さに負けず、もの凄い勢いでピーコックが追ってきて食う。もうコーフンしまくりの釣りになります。ただ、単純な釣り方なので、長くは続けにくい。何投かでやめてしまうことが多く、それまでは反応のないまま「いつかはこれで釣りたい」と思い続けていた。5回目にガイドしてもらったとき、朝のライズ打ちで何匹か釣り、ライズも少なくなったので、倒木打ちに変更した。そして、ベイトタックルにシルバーミノーを結び、2本の倒木がクロスした、その一番奥にうまくキャストが決まった。フォールさせ、ファストリトリーブしてくると、シルバーミノーの後ろから猛ダッシュでデカイ真っ赤なピーコックがついてきた!!しかしバイト寸前でひるがえってしまった。嗚呼残念。でもコーフンMAXでした。その後は反応なく、釣れずじまいのままでした。6回目のガイドの時も、あのコーフンが忘れられず倒木に何度かキャストし、フォール中に違和感を感じて巻き合わせると、軽~~~い引きで、釣れてきたのはなんとレッドデビル。ガイドも「この釣り方でレッドデビルは珍しい、初めてかも」との事でした。

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最大魚は、これも5回目の時に釣れた52cm。先ほどのシルバーミノー猛追の後、少し動くと、倒木の回りをウロウロするペアのピーコックを発見。「例年ならもう産卵は終わってるのですが、今年はまだやってるみたい」とガイド。ネストはないようだが、ネストを意識してるみたい。「これを投げて」とガイドに手渡されたのはやや大ぶりなダブルスイッシャー。ややゆっくり目に頭の上を引いてみてとのこと。言われるがまま、少し向こうに投げ、ジャッジャッと引いてくると、デカイ方(オス)が、ルアーの後ろについて、見つめる。「食え!食え!!」と思ったが、そいつは口から水をはき出し、追っ払いにかかる。「何で吐くかな?吸えよ~~!」と思ったが、吐くを繰り返す。「何かミノーっぽいの持ってないですか?」とガイド「ベントミノーなら」とそれを付けて投げる。ちょんと引き少し潜らせると、さっきのオスがまた寄ってきて、今度はパホッと吸い込んだ。すかさず合わせると猛ダッシュで倒木の下に潜り込まれ、やや強引に引くとバレちゃった。嗚呼嗚呼嗚呼!!!せっかくデカイのがOSPに食ってくれたのに~~~しばらくみていると、2匹は逃げずにまたウロウロし始めた。「少し休ませましょう」とガイドが言い、移動。
ちょっと動いた先の水面がザワザワしてる。そこに向けて、その日ボイル打ちで使っていたバスアサシンを投げ、チャチャっと水面近くを引いて来ると、ドバ!!と出た。それを見ていなかったガイドが慌てて「どうしました?」と聞いてきたので、「水面がざわついてたので投げたら出た」と説明。出ただけで乗らなかったのだが・・・「たぶん稚魚を守っていた魚です。デカイトップに一番出やすいタイプ」と説明してくれた。
そうこうしているうちに、また先ほどの倒木スポットに戻り、トップを色々投げてみる。寄ってきては吐き出すを繰り返す。タックルボックスを見ると、シンキングラパラが目に入った。それを投げて魚のいる辺りでフォールさせると、それについて魚も沈んでいき・・・・結局根掛かり。これで場をまたも荒らしてしまった。でも、トップは吐き出すけど、ミノーには反応することがわかった。また移動で場を休める。
3度目、ガイドがこれを使ってと「ハンクルミノー」を手渡す。それを投げてトゥイッチすると、またデカイオスの方が食った。そしてまた、倒木に潜った。ラインは14ポンドと太いので、今回はリールをフリーにして少し走らせた。そしてガイドに言って、船を倒木に近付けてもらい、ラインをかわすと、まだ魚は付いていた。慎重に倒木から魚を離すように誘導し、何とかオープンスペースに出した。すると魚は一気に潜りだした。さっきのファイトでラインが弱っていたらヤバイのでドラグを緩め走らせた。次に魚は一気に上昇し、ジャンプ!!ここでバラしたら立ち直れないので、ビビリながらやりとりをする。何度かの突っ込みとジャンプをしのぎ、やっとキャッチ。やったやったデカイデカイ!!計測すると、52cm初50オーバー。

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ただ、手渡してくれたのが阿修羅だったらなぁとか、どうして自分で持ってこなかったかなぁとか悔やんだりはした。コイツの口には先ほどのベントミノーで付いた傷が残っていた。

ま、それでも一応イイ釣りができた。満足で終了。

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